【感想・ネタバレ】罪深く、君に溺れる 社長と秘書の再会愛のレビュー

白石さよ / マドカメグル

憧れの社長・貴範と再会した秘書の美葉。彼の弟のセフレだと誤解され、疎まれているが……。冷淡な態度のなかに時折感じる優しさ。美葉の心は乱れる。一度だけ抱いてほしいと願えば「僕を試しているのか？」欲望を秘めた眼差しに情熱的な愛撫。熱杭で奥深くを穿たれて、悦びに震える。束の間の幸せだったはずが、きつく抱き締められ――。すれ違った心が重なる甘い純愛。

[DUNK · ★★★★★]

罪深く…

作家さん買いです。罪深くとはなんだろうと、読んでいきました。異母兄弟の二人は、肩書きや打算ではなく自分を真っ直ぐにみてくれるヒロインが好き。ヒロインは二人のことが好きだが、恋情は兄に向けられる。ヒロインの背景があまりにも辛くて、涙腺崩壊。弟と彼女の関係を疑ったまま邪な気持ちをおさえられなかった兄。恋情をかくして秘書として尽くすヒロイン。そんな二人に横槍を入れる弟。三人ともそれぞれ罪深く愛していたのだと思いました。さよ様ワールド全開で、一気読み。ちょっとした機微の表現が素晴らしかったです。

＃泣ける ＃切ない ＃じれったい