【感想・ネタバレ】カレーライスを一から作るのレビュー

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Posted by ブクログ

タイトルにビビッときた。
まさかお皿やスプーンまで作っちゃうとは。

完成したときの写真や味も含めて、
素敵な本だと思いました。

本物には敵わないけど、新しい視点をもらいました。

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2024年02月29日

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グレートジャーニーの関野さんのムサビでのゼミ活動として、カレーライスを食材とか調味料まで一からつくる取り組みがあったと聞いて、興味を持って読んでみた1冊。昔一人暮らしを始めたころ、「お前カレーの作り方知ってるのかよ」と聞かれて「知ってるよ、あっためてかけるだけじゃん」と答えていた自分がお恥ずかしい。。1人でやることはできないけど、きっとやってみると学びはとても大きい、食べるということ、生きるということをとても考えさせられる授業で受けてみたかった、受けながら同じ学生の立場の人たちといろいろ意見を交換してみたかったと思った1冊でした。

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2023年06月21日

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☆二本足の動物なら屠殺場でなくて、殺してよい。
☆屠殺場の方 僕らの仕事は畜産農家のため、美味しいお肉にしないと申し訳ない。
☆人間だけでなく、生き物はみんなそれぞれの種の都合で動いている。全てに命がある。
午後1時に作り始めて、9時にいただきます。
☆動物には感情がないのに、連れて行かれる時、悲しそうな声を出す。動物は今を生きている。

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2023年03月31日

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約9か月の月日をかけて、野菜/米の種まき~栽培~収穫、鶏肉の屠殺、皿/食器づくりなどを経て、カレーライスを「一から」作った。
様々な体験から感じたのは「あたりまえ」のありがたみ。何事においても「人の都合」で動物も植物も生死が決まり、だからこそ「(命を)いただきます」の重みになるだと、改めて心に沁みた

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2022年08月14日

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ルーから作る、ではなく、一から作る。

ゼロからではない。人間が何かをゼロから作るなんてことは不可能だから。
植物も種がいる。

やはりぶつかる壁は育てたホロホロ鳥やウコッケイを屠って「肉」を取るところ。
私もそうだけれど、植物を収穫したり雑草を抜いたりするのは抵抗がないのに、動物を殺して肉を食べるのには抵抗があるのは、人間の都合のいい発想なのだ。

ペットと家畜や獲物は違う、とか、果物はいいけど鶏はかわいそう、とか。
植物だって生きてる命なのだ。

ウコンは苦いことを忘れてはいけない。

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2022年07月18日

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中学生くらいの人に読んでほしいな……
p180「世界中、どこの民族もペットは食べない」
p184「クマはサケをなんのためらいもなくとって食べる。(中略)食べるくせに、殺すのを嫌がるというのはちがうと思います」
p185 「塩と人工添加物以外は、全てに命がある」
p186 「たとえば、若い葉っぱを食べることをどう思う?成熟して、古くなった葉っぱより、新鮮な若い葉っぱのほうがおいしいよね?でも、それは葉っぱの『生』をまっとうさせていないじゃない。そのことはどう思うの?申し訳ないと思う?』
(中略)
「葉っぱには……何も感じません」
p133 「自然に死んだ動物の死がいを食べる民族は、どこにもいない」

動物を殺して食べるのは残酷=動物を殺す人は残酷=屠畜の仕事をする人を差別する
これからの世ではもうこういう差別を克服しなければ



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2022年01月29日

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カレーっていうと、簡単でおいしいもの。
それを一から作るという学生さんの体験は、率直に羨ましいと思いました。
こういう体験を日常ではしない私たちの想像力に訴えかけてくる本でした。

だけど文が読みやすくて、ふりがなもあるので、ある程度の学年になれば親子で読書するのに良いと思います。

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2020年04月30日

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面白かった。
武蔵野美術大学のゼミで、カレーライスの材料を一つ一つ米、野菜、肉、塩から作りながら、カレーをつくる。
指導者の関野先生も、学生たちが「ダチョウの肉がいい」といえば、ツテを辿って雛を手に入れ、飼う場所や飼い方を調べてくれる。また「それは難しいから駄目」とは言わないところが凄い。
学生たちは草むしりの大変さ、雛の可愛さ、成育を心配したり、一つ一つについて向き合っていく。
特に終盤の食べる為に飼っていた鶏たちを殺すところ。
かわいいから殺さない、も人間の都合だ、と言っていたのも考えさせられた。
その葛藤をしないことが普段私達が逃げている狡いところなんだなぁとわかった。

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2019年12月26日

Posted by ブクログ

簡単に言ってしまえば、食育の本。
学生たちが、材料をスーパーで買う事なく一からカレーライス作りに挑戦しています。
この本のすごいところは、ほんとに全てを一から作っていて、びっくりしながら手に取りました。
野菜は種、肉は雛、塩は海水、器は土、スプーンは竹からというような感じ。ここまでやるか…と驚きの連続でした。
普段肉や野菜を食べたり、蚊をつぶすことを普通にやっているのに、植物の剪定で枝を切る時や部屋に入ってきた虫を潰さないように外に出すときに、私は可哀想と感じる。
人間って変だよな、何でだろう、と思った事があります。それに近いことも書かれていて、この学生たちと一緒に改めて考えさせられました。
あと、自分たちでは簡単に経験できないことを、本にしてくれていて感謝の気持ちがわきました。この経験が一冊になってて、読めるのってすごい。
忘れがちだけど、食べるってどういう事で、どんな風に食卓に並ぶのか、意識したいと思いました。

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2019年09月04日

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これこそ生きた学習。ここで学んだ生徒は、生きる意味と食べる意味を心底理解できたのではないかな。
しかし、松永さん… 年長ながら一番ブレてた…

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2018年06月17日

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追体験できて良かった

けどまあこれは分かった気にはなるけど、体感しないとあまり意味はない気もした

体感したからって何か明確な変化はないかもけど、すぐに現れることはない価値があるとは思う

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2023年06月17日

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スパイスから野菜まで、器からスプーンまで一からカレーライスを作った武蔵野美生のプロセスを追った本。育てた鳥を屠るかどうか、化学肥料を使うかどうか、学生の葛藤とそれを読んでる自分の葛藤が重なった。

プロジェクトを指揮しているのは冒険家として海を渡った旅記録「グレートジャーニー」で有名な関野吉晴先生。

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2021年02月06日

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私がノンフィクション好きなので子供の読書感想文用にすすめてみました。 某大学の学生によるカレーライスプロジェクト。
野菜や米やスパイスを栽培し、塩は海から取ってきて、肉もヒナから育て。。。まさに一からのカレーライス!
苦戦する様子が子供も面白かったようです。ヾ(´∀`)ノ

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2018年08月04日

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4本足の家畜は自分では殺せない「賭場」じゃないと、2本足の鳥なら自分たちでしめて肉にすることができる。衝撃。
スパイスも自分たちで作れるのね・・・コリアンダー、ウコン、トウガラシなど。作物って最初の年はあまり穫れなくても年を追うごとにその土地に合った品種になっていくんだ。
作者たちがその道の専門家に話を聞きながらマジでやっている。知らないことがまだまたいっぱいだ。

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2023年02月20日

Posted by ブクログ

なんかの雑紙で紹介されていて気になって借りた本!

面白い!とっても面白い試み!!!!!!!
ホントに一からカレーライス作ります。米も、ダチョウもヒナから育てて締めます!すごい!!!!

いろんな紆余曲折があり、ダチョウに決めたもののヒナがうまく育たず途中で死んでしまったり、他の鳥に決めたものの、懐きすぎてしめることができなくなりそうになり、みんなで意見を出し合ったり。

そんなとき、関野先生がいろんな国のいろんな習慣や、食べ物というものそもそもの考え方を説いて生徒たちに考えさせるという授業もする。

その際に、鶏肉を作る工場の人も呼んで講義してもらったりと。さまざまな観点から食べ物を食べるまでの在り方を学ぶ面白い授業でした。

いろんなのとをホントに考えさせられます。

肥料も合成肥料がとてもいい。わけではなかったり、案外無くても丈夫に育つことが分かったり、虫を駆除し続けることもあまり良くなかったり、共存共栄をし続ける農家もあれば、楽さからやはり駆除するところもあるし。

そういう意味で、有機野菜、無農薬を食べるっていうのは共存共栄の後押しになるんだな。わたしの体だけにいいわけでは無く、そうかそもそも全てにおいていいわけだ。

と、読みながら納得する次第でした。

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2021年11月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

なんだか写真が白黒で小さくて少ないなあと思いながら読んだが、屠畜の場面が分からないようにという配慮なのかなあ。子ども向けの本だから。
動物園かペットの動物しか知らない子どもが多いから、いきなり屠畜じゃ厳しいかもしれない。まあ、もとは映画なんだから、どうしても見たかったら映画を見ろということですね。
関野吉晴が教えているのは美大生で、普通の学生より手を動かすことが好きな若者だろうけど、地道な農作業や屠畜は初めてだろうし、最初150名もいた学生が草取りになると数名しか来ないっていうのが現実。そしてやっぱり飼ってた鶏を殺たくなくなる。で、結局関野吉晴が殺し、それに続いて女子学生が殺す。男子は弱い。
学生にとっては忘れられない体験になっただろう。先進国の人は一度経験するべきだろうと思う。
でも、じゃあやれと言われると年取った大人は気力体力時間が厳しい。高校生から学生が一番いい気がする。
カリキュラムに採用したらいいと思う。プログラミングより生きる上で大切なものが学べる。

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2017年12月03日

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