【感想・ネタバレ】敬愛の心のレビュー

あらすじ

◎1999年に韓国・仁川(インチョン)で実際に起きた火災事件を題材にした著者初の長編小説、待望の邦訳刊行

ミシン会社で働くサンスと敬愛(キョンエ)。お荷物社員の二人がチームを組むことになった。すれ違い、空回りしながら距離を探り合う日々。やがて互いの過去が少しずつ関係を変えていく。そんな中、チームはベトナムへの派遣が決まり、それぞれの思いを胸に新しい地を訪れるが――。理不尽な火災事件で親しい人を失い、亡霊のように生きていた男女の転機と再生を描く。

[目次]
空白はやっかいだ
E
あなたと私のお別れ
空っぽの心
殺人は恋愛のように、恋愛は殺人のように
冷えきった夏
あなたには妹がいますか?
痛みにも気づかずに笑っていた
雨粒が頭上に降り注いでくる
オンニには罪がない

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Posted by ブクログ

“誰も傷つかずにやさしく暮らしていける瞬間は、人生のいつ頃にやってくるものだろうか。”(p.163)

“記憶を彩るものがあるなら、それは飾るためではなく隠すためだと。中を覗けば、さらに深い悲しみと苦しみがあるはずだと。ただ、その言葉を誰に向けているのかは、自分でもわからなかった。誰が耳を傾けてくれるかも。”(p.271)

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2026年06月28日

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