あらすじ
“100年に一度の危機”の今「将来が不安」「仕事がツラい」「人間関係が重い」……、そんな悶々とした人が増えています。
しかし、その一方で「未来に期待!」「仕事が面白い!」「人間関係も軽やか!」…と快活な人もたくさんいます。
こんな時代でも、元気に楽しく働くには、何が必要なのでしょうか?
どうすれば、もりもりと意欲を高め、仕事にチャレンジできるのでしょうか?
そのヒントは「仕事観」にあります。
仕事が楽しい人は、強い「仕事観」を持っています。
自分の言葉で「働く意味」を語れるのです。
本書では「仕事選び・働き方」「自分の成長のさせ方」「人間関係のつくりかた」「仕事の幸福のつかみ方」などについて36のQ&Aで収録しました。
<たとえば、こんな「問い」に答えます>
・ 目標達成に疲れを感じます。どうすれば気力が湧くのでしょうか?
・ 入社10年「このままでいいのかな?」と不安なのですが……?
・異動希望が通らないので、転職を考えているのですが……。
・自分が本当に何をやりたいのか「自分探し」をしてみたいのですが……。
・上司に恵まれません。いつも苦労ばかりしているのですが……。
なんだか仕事が楽しくない、未来が開けていく感じがしない、そんな時に読んでみてください。
きっと「働く意味」を見出す一歩を踏み出せるはずです。そうすればワクワクとエネルギーが湧いてきて、仕事がどんどん楽しくなるでしょう。
「プロフェッショナルとは何か?」をテーマに多くの企業研修を手がけ、ビジネス誌『Think!』でも連載中の気鋭のキャリアコンサルタントによる仕事論。
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Posted by ブクログ
日常に生じる不安や疑問についてQA式で考え方を展開してくれているので、とても入りやすい。
またそれぞれの事業に歴史的経営者の過去の考え方も追記されているので、
知識としても良質なものが得られると思います。要再読
以下抜粋
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・下足番を命じられたら、日本一の下足番になってみろ。
そうしたら、誰も君を下足番にしておかぬ(小林一三@阪急創業者)
・人格は繰り返す行動の総計である。それゆえに、優秀さは単発な行動にあらず、習慣である。(7つの習慣)
・描こうとするものを知るには描き始めなければならない(ブラッサイ)
・人間の生物学的性向を利用する社会的に条件付けられた刺激/反応のパタンに従っている限り、
我々は外から統制される。我々は身体の命令からも独立し、心の中に起こることについて責任を負うことを学ばなければならない(ミハイ チクセントミハイ)
・負けには理由がある。たまたま勝つことはあっても、たまたま負けることはない(イチロー)
・自分の職業人生の明暗を分けるのは、雇われるか雇われないかという問題ではありません。
働く目的意識があるかないか、強いか弱いか、が決定的な違い。
・事業組織で良い人間関係とは、皆が目的を共有し各自がそれに貢献しようと生産的になれる関係。
・社内ではなく、業界や社会に目を向けるべき。
・私の哲学は技術そのものより、思想が大事だというところにある。
思想を具現化するための手段として技術があり、また、技術のないところからは、良き思想も生まれない。
人間の幸福を技術によって具現化するという技術者の使命が私の哲学であり、誇りでも有る(本田宗一郎)