【感想・ネタバレ】虜囚の花と優しき暗殺者のレビュー

六堂葉月

大富豪・豊永会長の養子として贅沢に暮らす晴士だが、その実態は少年好きの会長に飼われる性奴隷だ。２０歳になり青年に近づきつつある今、寵を失い始末される日もそう遠くないだろう。そんなある夜、晴士は屋敷の中庭で鮮やかな殺人を目撃する。手を下した黒ずくめの男に見つかり組み敷かれた時、その男が最近雇われたばかりの運転手に似ていることに気づくが――…。

[nekokanti · ★☆☆☆☆]

う～ん…

試し読みで良さげだったので購入しましたが、思ったのと違いました。受けの過去も攻めの過去も相当悲惨なのに淡々と語られ、胸が苦しくなることはありません。そして延々と続く「宴」の描写。途中から流し読みでした。露骨なエロシーンが読みたいならおすすめですが…。
受けが危険に見舞われる場面とか、攻めが戦う場面とかも欲しかったけど、これといって大きな山場もなく最後はあっさりハッピーエンド。再読はないかな。