あらすじ
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りんごころん。ぶどうぎゅっ。さくらんぼぷらーん。
あかちゃんの目がよろこぶ、色とりどりのくだものが大集合!
くだものの色、形、みずみずしさが、木版画でみごとに表現されています。
あかちゃんは「ころん」「ぎゅっ」などの擬態語・擬音語が大好きなので、色とりどりのくだものの絵を楽しみながら、ぜひリズミカルに語感豊かに読んであげてください。
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感情タグBEST3
Posted by ブクログ
本書は「講談社の幼児えほん」シリーズの、0さいから楽しめるボードブックタイプの絵本となっており、その特徴として初めて赤ちゃんが絵本に触れるのにも最適な、シンプルな構成と美味しそうな果物には、理屈ではない感覚で楽しめそうな魅力がいっぱい詰まっています。
裏表紙の「おうちの方へ」にも書いてあるように、赤ちゃんは擬態語や擬音語が大好きということと、それぞれの果物から響き出す、それってどんな言葉だろうと想像する楽しさが合わさることで生まれたような本書の展開には、タイトルの『くだもの ころん』からも感じられるように、まるで果物自身に感情があって赤ちゃんに呼びかけているような、そんな親しみやすくも優しい感覚がとても印象に残りまして、特に私が好きなのは「ようなし」の『ぼよ~ん』で、その文字の配置された位置も含めて果物を表現しているような雰囲気も微笑ましく、先に行くに従ってちょっと目先を変える展開も飽きませんし、裏表紙の果物の、緩いクイズのような答えの無い自由な遊び場も素敵です。
また、そうした親しみやすさを更に与えてくれる要素として、彦坂有紀さんと、もりといずみさんによる「彦坂木版工房」の、実際に触れることができそうな存在感を放った、掠れ具合にも味のある精巧で美しい木版画がありまして、それは最初のいちごの細やかな一粒一粒の(種の入った)果実の描写に圧倒されながら、バナナの一つ一つの皺の細かさが作り出す確かな立体感や、まさに『ぷりっ』とした感触が伝わってくる桃に、ぶどうの一つ一つの実がはち切れそうな瑞々しさと、それぞれのくだものの魅力を存分に感じながら、一緒にその音を楽しめてと、読んでいく内に私も果物たちが可愛く思えてくるのだから、きっと赤ちゃんにとっては尚更なのではないかと感じられて、対象年齢に向けて特化した絵本としての素晴らしさの際立つ作品だと思います。
Posted by ブクログ
みずみずしくあたたかいくだものの絵が最高!
くだものの名前を読みながら、いろいろな擬態語が楽しめる。「くだものの本といえば」の一冊に必ずあげたい。ももがとにかくかわいい。子も気に入ってる。