あらすじ
前世で大好きだった恋愛小説のモブ(二十歳で死亡予定)に転生したアリシティア。どうせ死ぬなら……とヒーロー役の一人、ルイスの婚約者になり、同時に『王家の影』という暗躍組織に所属して彼を襲う悲劇を回避しようとする。しかし計画は失敗し、アリシティアはルイスに嫌われてしまった。そして数年後、アリシティアが十八歳になった時に『王家の影』の色事指南役として現れたのはまさかのルイスだった。ルイスは小説通りヒロインを愛しているはずなのに、アリシティアに触れる手は優しく甘い。かと思えば意地悪なことを言うルイスにアリシティアは翻弄されて――? 素直になれない二人の濃密ラブロマンス、開幕! ※電子版は単行本をもとに編集しています。
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Posted by ブクログ
本来のヒロインのせいで、大層面倒臭い状況に陥っていた主役二人。
最初から両思いだったのに、どうしてこうなった。
アリシティアが転生者だったことが、事態をよりややこしくした気もする。
その割に原作を知っているアドバンテージを活かす場面が少ないので、転生要素は要らなかった気がする。
死に戻りの方がしっくり来る。
儚げなようで案外脳筋なアリシティアと彼女をガン無視していた割に色事指南にくるし毒舌吐く割に過保護なルイスのもどかし過ぎる両片思い話。
全ては本来のヒロインのせいなんですけども。
二人のもどかしさと彼女のやらかし案件に比べてざまあ展開があっさりなのが物足りなくはあった。
あと、同一場面でアリシティア視点とルイス視点がパチパチ切り替わるので分かり辛くもあった。
後半になるほど、この内心の吐露はどちらの話?となったので。
最近の書き方なのかなあ、このタイプ。
よく見かけて、その度に混乱しております。