【感想・ネタバレ】嘘吹きアンドロイドのレビュー

あらすじ

話題作『嘘吹きネットワーク』『嘘吹きパスワード』に続く待望の第3弾! 人一倍正義感の強い中学1年生の少女・理子は、小説家志望で惚れっぽい性格の幼馴染・鞠奈から、ある日突然衝撃的な発言を聞く。同じ学年の容姿端麗・好感度抜群の田中瑠卯が、自分は高機能AIを搭載したアンドロイドだとSNSに投稿しているというのだ。理子は、なぜ瑠卯がそんなことを言い出したのか疑いを持ち、息を吹きかけることで物事の真偽を見ぬく「嘘吹き」という能力を持つ少年・錯に相談する……。瑠卯は、なぜ自分がアンドロイドであるという設定を頑なに崩さないのか――。理子の正義感と鞠奈の好奇心、そして人と関わることが苦手な錯が瑠卯と対峙することで、徐々にその真相が明らかに……。現在注目されているチャットAIやコミュニケーションロボットという、人と交流ができる「機械」に、命や権利があるのかどうか。ロボット学を通して現代に必要な命の考え方を伝える物語。 【目次】●1 同級生アンドロイド ●2 最弱パンダ ●3 プログラムド・スマイル ●4 サクセスフル・チャット ●5 私インストール

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Posted by ブクログ

ネタバレ

アンドロイドと人間の違いについて世の中で議論されている事を、物語を通して知れる一冊。その分説明口調で、一旦ちゃんと考えないと頭に入ってきづらい固さがちょっとある。でもお話としては、主人公の理子が友達が他の子に気を取られてモヤモヤしたり(この感じなんだか覚えがあるぞ・・・)、人との付き合いに難点があった錯が一歩踏み出したり、突然自分はアンドロイドだと言った同級生の真相に考えさせられたりと、いろいろな心模様が描かれていろいろ感じるので飽きないし奥が深い。
◯◯の有無が人間とAIの違いだと指摘するシーンにハッとして。納得。人間であるってどういうことだろう?を考えるきっかけになる本。

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2024年06月28日

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