あらすじ
「東大・京大で1番読まれた本」として知られ、刊行以来40年以上読み継がれる〈知のバイブル〉の増補改訂版。2009年の東京大学での特別講義を新たに収録し、文字を大きく読みやすくした。自分の頭で考えたアイディアを軽やかに離陸させ、思考をのびのびと飛行させる方法とは?――広い視野とシャープな論理で自らの体験をもとに提示し、圧倒的支持を得る「思考法」入門書が「新版」で登場。
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Posted by ブクログ
1983年に刊行されたものの新版だったとは、思ったよりも昔の刊行でおどろいた。
あふれる情報の真偽を見抜く力、AIをうまく活用する力を身につけていかないと、近く人間がコンピュータに立場を奪われることになる未来を、こんなに昔から指摘していたんだと。
いかにいい触媒となり、優れた飛行機を飛ばすことができるか。
膨大な情報をつなぎ合わせ、無二の価値をつくる。
これからの仕事に対して意識を変えなければ。
何段階も上の課題ではあるけれど、そこに早く到達しないと、立場がなくなってしまう。
選択的忘却スキルを身につければ、日常のストレスも軽減されるのかな。
自分の学生時代を振り返り、その頃にこの本を読んだとしても、関心をもって読めたとは思えないが、
少しでも早くこの思考の整理学を心に留めておければよかったなと思う。
感想をまとめようとしてもうまくまとまらない。
カードの段階か。
まとめノートを作成しなさいということなのかな。
Posted by ブクログ
なかなか面白い。
朝の方が思考はスッキリしていることや、ずっと同じテーマについて考え続けるよりいろいろザッピングしたり、体を動かしたり、熟成させたりして寝かせた方がいいこと。忘れることも重要など、いろいろ興味深い観点があり、発見もたくさんあった。
もっと若い時分に出会っておきたかった本です。
今は生成AIがだんだんと生活のあらゆるところに浸透してきて、仕事が奪われると思うか、うまく使いこなすかの2択になってくるんだろうけど、できれば後者でいたい。いかに上手なプロンプトを作り出せるかが鍵になってくるのかもしれない。そんなご時世だからこそ必要な思考パターンについて書かれている本です。40年以上前に書かれた本ではあるけれど、普遍的なことに触れているんじゃないかと思います。
あと、本をいくら読んでも仕事や生活に結びつけることができなかったらあんまり意味はないかもです。
頭でっかちになってしまって、知識ばっかりみたくなってしまうのも違うのかもしれない。
Posted by ブクログ
『思考の整理学』を読み、私は「本当に大切な考えは、必死に考えているときではなく、立ち止まったときに生まれるのだ」ということに気づきました。
これまで私は、わからないことがあると休まず考え続けることが大切だと思っていました。
しかし本書を読み、発見やひらめきはむしろ、何も狙っていない時間の中から生まれてくるのだと知りました。
たとえば、朝食をとらずに速足で歩いているときや、お風呂でぼんやり天井や水面を眺めているとき、眠れない夜に開き直って本を読んでいるときなど、意識して考えていない瞬間に、
ふっと言葉や考えが浮かんでくることがあります。こうした経験は、私自身の生活とも重なり、強く共感しました。
本書では「寝かせる」「忘れる」「立ち止まる」ことの重要性が繰り返し述べられています。
これは怠けや逃避ではなく、頭の中を整理し、新しい発想を生み出すための大切なプロセスなのだと理解しました。
また、散歩や入浴、場所を変えることなど、体を動かしたり環境を変えたりすることが思考を助けるという点も印象に残りました。
さらに、思考の整理とは単に知識を増やすことではなく、うまく忘れることでもあるという考えは、これまでの私の価値観を大きく揺さぶりました。
必要のない情報を手放すことで、頭の中に余白が生まれ、その余白が新しい発見や希望につながるのだと感じました。
この本を通して、私は「正解を急いで探す生き方」ではなく、「問いを抱えたまま歩き続ける生き方」を大切にしたいと思うようになりました。
自分の人生を自分の言葉で生きるために、ときには立ち止まり、忘れ、寝かせる時間を意識的につくっていきたいです。
『思考の整理学』は、効率や結果だけに追われがちな現代において、豊かに生きるためのヒントを静かに与えてくれる一冊だと思いました。
Posted by ブクログ
大学受験の現代文に出題必須、とも言われていた外山滋比古氏が執筆している作品です。
本書曰く、人間とコンピューターの違いは、忘却の仕方にあるそうです。
忘れることは悪いこと、と学生時代教わってきた。しかし、忘れることは重要なことであり、コンピューターは削除するか、しないかの二択であるのに対して、我々は部分的に忘れるとか都合のよいことだけを覚えておくことができる。
なるほど、これって凄いことなのか。人間が持つ独特かつ一人一人の個性の表れなのだと思いました。
セレンディピティの章も興味深かった。つい、口に出して発音してみたくなる「セレンディピティ」。学際的という意味だそうです。確かに、一つのことを極めるよりも色々なことをする方が柔軟で優れた考えを生み出せる時があるなあ。納得させられました。
読んでよかった!!