あらすじ
人気作家がお届けする、極上の職業男子たちに愛し守られる溺甘アンソロジー! 第2弾は伊月ジュイ&田沢みんによる2作品を収録。
4年前、唯一の家族だった兄を亡くした真誉は、兄の親友の消防士・北斗と“家族代わり”として同居中。女として見られていないと思っていたのに、ある事をきっかけに彼の秘めた溺愛が溢れ出し…!――『愛しのプラトニック・オレンジ~エリート消防官の彼と溺甘同居中~』
父の病院のために、優秀な外科医・悠生と見合いをすることになった波瑠。姉の身代わりであり、利害の一致で結婚した仮面夫婦なのに、なぜか甘く愛されて戸惑いを隠せない。そんな中、妊娠が発覚し…。――『冷徹ドクターと身代わり契約婚~姉の恋人になぜか溺愛されて身籠りました~』
感情タグBEST3
切ない
レスキューの危険は半端ないし兄を亡くしているから恋人になるのも凄く考えたと思います。その辛さを乗り越えて幸せになり良かったです。
Posted by ブクログ
本作は「消防士編」「ドクター編」の二編を収録したアンソロジー。
いずれも“スパダリ職業男子”というテーマ通り、責任感が強く不器用で、想いを胸に抱え込んでしまうヒーローたちが印象的でした。
消防士編は、亡き兄の親友である消防士・北斗と、兄を失ったヒロイン真誉の同居から始まる物語。
「家族代わり」という立場に縛られ、恋心を押し殺してきたヒーローの想いが、ある出来事をきっかけに溢れ出していく展開は王道ながらも胸を打ちます。
危険と隣り合わせの仕事だからこそ、ヒロインを想う気持ちに慎重になる北斗の葛藤には説得力があり、読みながら何度も「頑張れ…!」と応援したくなりました。
ヒロインもただ守られる存在ではなく、ちゃんと自分の気持ちを受け止め、前に進もうとする姿が好印象でした。
ドクター編は、姉の身代わりとして優秀な外科医・悠生と政略結婚するヒロイン波瑠のお話。
仮面夫婦から始まる関係ですが、ヒーローの溺愛は序盤からかなり分かりやすく、安心して読めるタイプのストーリーです。
やや既視感のある設定ではあるものの、ヒロインを大切にしようとする姿勢は一貫しており、安定感のある一編でした。
特に番外編のお姉さん視点の独白は良いスパイスになっていて、思わずクスッとさせられました。
全体として、どちらのヒーローも「本当は好きなのに言えない」「立場や状況を考えて踏み出せない」タイプで、そこがこのアンソロジーの共通した魅力だと感じます。
ヒロインたちも控えめながら芯があり、感情のやり取りが丁寧なので読み応えがありました。
二編ともきちんと満足感があり、アンソロジーとしてのお得感も高め。
この巻から読んでも問題なく楽しめましたが、シリーズの他巻も読んでみたくなる一冊でした。
スパダリ職業男子が好きな方には、安心しておすすめできる作品です。