【感想・ネタバレ】大人のための印象派講座のレビュー

あらすじ

「お金」「女性」「名誉」といったシビアな視点からあぶりだす、革新的画家集団の知られざる実像。アカデミスムの画家たちとの出身階層の違いとは? グループ展での確執の原因は? 最新の研究成果を盛り込み、19世紀フランスの社会・制度に生きた彼らの姿を丸ごと捉える。図版200点以上掲載。読めば名画の見方もきっと変わる!

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Posted by ブクログ

テレビでお見かけする三浦先生の著作で、パラパラめくってみると、絵のことではなさそうだったので、求めてみた。

マネと印象派画家達の人間関係と懐具合に加えて、評価の軌跡を描いたもの。作品は現代の我々が見ると違和感がないが、当時は超前衛芸術だったわけで、それを踏まえて読む必要があると思う。彼らはサロンでの評価に頼らず、批評家の評価と画商の努力によって受け入れられるようになったと理解した。印象派の人間模様やその時代の様子が分かっておもしろかった。マネについて、もう少し知りたくなった。

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2025年09月17日

Posted by ブクログ

印象派の画家とその作品を中心に、フランスでの実際の生活の詳細、批評家の活動、個々の絵画の値段の動きなどを立体的に俯瞰して、印象派自体を目の前にさらけ出すという感じの著書だ.面白かった.印象派展と称されるものが8回開かれて、様々な画家たちが活動してきた実態が詳細に説明されている.美術展ではあまり出てこない批評家の論説などもかなり詳しくて楽しめた.日本の浮世絵の影響も指摘されており、当時の画家が広く見分を深めていたことも知った.多くの作品が紹介されていたが口絵以外はモノクロだったのは少し残念だった.

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2024年12月23日

Posted by ブクログ

今年は、1874年にパリで第1回印象派展が開催されて150周年という節目の年。
 印象派が好きで、さらに別の角度から知りたい「大人のための」印象派本。とは言え、雑誌の記事を書籍化しているので大変読みやすい。お金、女性、名誉などの視点から印象派のディープな部分を知ってしまうと、思わず「そうだったの
!」と声に出てしまう1冊です。

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2024年09月12日

Posted by ブクログ

印象派の主要な画家について、人間関係や経済状況、社会状況や文化との関係性、評価の移り変わりなど、幅広いテーマについて深掘りしていく本。

複数の画家について取り上げているので、1人1人の画家については、深掘りが少し物足りないと感じることもあったけれど、
画家やその周辺の人達の人間関係についてや当時の社会状況など、
ただ絵を見るだけではわからない点について、いろいろと知れるのでよかったと思う。

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2024年05月18日

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