【感想・ネタバレ】日輪草 泥濘の十手のレビュー

あらすじ

衣装競べの裏で料理人を毒殺したのは誰だ?

一流の料理屋で毒による殺しが起こった。死んだのは料理人の平次だ。
深川の芸者衆が綺麗な着物をまとい、料理屋の庭で披露し合う「衣装競べ」の最中のことだった。
たまさか店に居合わせた甘味処の看板娘にして岡っ引きのおまき、材木問屋の跡継ぎの亀吉、物知りの要の三人は早速探索に奔る。
手がかりは、亡骸が手にしていた饅頭の中に隠されていた黄色い粉。
しかし、何日経っても探索は一向に進まず、同心の飯倉も姿を見せない。
焦りが募る中、不意に地本問屋の春木屋仁右衛門が現れた。三人が世話になっている紫雲寺から、ずいぶん昔に飛び立った習い子のひとりだ。
絵の上手い亀吉と算術が得意な要のふたりに算術絵本を造らせたいという。
仁右衛門に春木屋まで連れて行かれたふたりは、料理屋で見かけた少女のひなと驚きの再会をする。
ひなも絵心があり、仁右衛門に呼ばれたらしい。
心が躍る亀吉だったが、探索が思いも寄らない方へ動き出し……。
予想外の真相に胸が震える、感動の第二弾!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

「恩送り」の続編。この2冊、麻宮好さんを初めて読みましたが、ほんとに素晴らしい作品でした。単なる捕物帳ではなく、人の温かさや再生が見事に物語に埋め込まれていて、読後はなんともいえない温かさと清々しさに包まれました。

0
2024年11月17日

「小説」ランキング