【感想・ネタバレ】パディントン発4時50分のレビュー

あらすじ

ロンドン発の列車の座席でふと目をさましたミセス・マギリカディは窓から見えた風景に、あっと驚いた。並んで走る別の列車の中で、まさに背中を見せた男が女を締め殺すところだったのだ……鉄道当局も警察も本気にしなかったが、ミス・マープルだけは別だった! シリーズ代表作。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

おもしろすぎる。導入の展開がピカイチ。ルーシーがかなり優秀で、マープルが頼りにするのも分かる。この後ブライアンとセドリックどっちとくっ付いたのか教えてほしい。セドリックを推したいが、アレグザンダーもいるしナヨっとしてるしブライアンかな…。
真相が分かるとなるほどシンプル。

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2024年02月03日

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ネタバレ

ミス・マープルシリーズの有名な作品のひとつ。
ルーシーがミス・マープルの目や耳や手となって事件の関係者である一族の屋敷で家事手伝いの仕事を完璧にこなしながら重要な手がかりや情報を集める本作で、私は家事手伝いという仕事がとても重要かつ需要のある仕事であると学んだ。もちろんルーシーのようにとても有能な人物であれば、フリーランスでも十分に生計を立て一財産を築くことができる。この作品でも、邪悪な殺人事件の最後にはほんの少しのハッピーエンドが仄めかされている。ミス・マープルは賢く有能なルーシーが誰を伴侶に選ぶのか分かっているようだったが、私はクラドック警部と同様にさっぱり分からない。強いてあげるならブライアンだろうか。セドリックは確かに魅力的かもしれないがこと家族としての生活を送るとなると家庭には不向きな男性だ。それに屋敷を売り払ってしまうのも惜しい。私もブライアン同様にヴィクトリア朝の屋敷や装飾や家具が大好きなのだ。それに、ブライアンにはいざという時に必要な男らしい勇気と胆力を兼ね備えている。有事の時、頼りになる男性なら普段は気弱くてもかえって可愛らしく思えるものだ。ブライアンの息子であるアレグザンダーもそれとなくルーシーに父と結婚し継母になってほしい、自分も父もルーシーの事を好きだと話していた。私も一人娘で未亡人の母にはまた再婚してほしいと常々考えているから、アレグザンダー少年の気持ちには共感できる。さらにこのブライアン父子はルーサーに気に入られている。ルーサー自身がルーシーに対してアレグザンダーが好きだと話しているのだから、これはもう伏線だと思ってしまう。ルーサーとブライアンとアレグザンダーとルーシーが仲睦まじくこの美しい屋敷で暮らす光景を、つい想像してしまうのだ。

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2023年11月14日

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ネタバレ

1年ぶりくらい久しぶりにアガクリを読んだ。
やっぱ面白いな〜。
ポアロも好きだけど、マープルも好き。

クラッケンソープ家に誰かかなと思っていたら、主治医だった。犯人は全然予想つかなかった。
妻を殺す男性はたくさんいますもの。
殺人の原因って金絡みと男女のもつれが多いんだなぁと感じた。
面白かった!

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2023年01月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

誰が犯人か分からない流れが凄く、最後にあっという間のフィナーレで締められる。今回、周りの人たちが個性豊かでそのあたりも見どころだと思う。

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2025年09月28日

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ネタバレ

ミス・マープル作品の代表作として有名な本作。
このシリーズは初読だったのだが、今回はミス・マープルの活躍というよりルーシーの活躍が非常に目立った。このルーシーがとても聡明で素敵な女性として描かれているのに加えて、当時としては画期的に自立的な女性として描かれているのが時代背景を踏まえると斬新だなぁと思う。
トリックや結末のしてやられた感もあるが、ポワロみたく淡々と事実を積み上げて詰めていくスタイルの方が好みかなぁ。

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2025年07月24日

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ネタバレ

今まで読んだマープルシリーズの中で一番すきだったかも。ジェーンが事件が気になってぐいぐい行動して、これ以上の行動は身体の負担があるかとらルーシーを配置するまでの序盤もよかったし、少年2人の事件への興味の持ち方がおもしろかった。
アレグザンダーかわいい。
最後、おわかりになりません?って気になる終わり方するのもいい。えぇ教えて終わってほしいーってなったけど多分ブライアンだろうなぁと予想。

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2025年04月02日

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ネタバレ

ミス・マープルシリーズ。
しかし今回の主役は、なんと言ってもスーパー家政婦ルーシー・アイルズバロウ。彼女の完璧なまでの仕事っぷりには感心するばかり。頭脳明晰、料理の腕、きめ細やかな洞察力、気の配り方、人当たりの良さ、そしてミス・マープルに引けを取らない好奇心。全てにおいて魅力的で、新たにルーシー・シリーズも創作してほしいと思った。

ロンドン発の列車の窓から偶然目撃した殺人事件。男が女を絞め殺す、まさにその瞬間を目撃した老婆ミセス・マギリカディは慌てて友人ミス・マープルの元に駆け込むことから物語は始まった。
けれど悲しいかなミス・マープルは体調が思わしくなく、スーパー家政婦ルーシーに事件の捜査を委ねる、というもの。けれど現場での捜査は委ねても、ミス・マープルの推理は全く衰えていない。いかに体力が衰えようとも不可解な事件に対する好奇心はなくなりはしないのだ。

「真の淑女たるものは衝撃を受けたり驚いたりしない」母や祖母から叩き込まれた教訓通り、常に冷静で何事にも動じず、必要とあらば平然と嘘もつく。
「老婦人を決してあなどるな。老婦人というのはしばしば、こうだったかもしれないこと、こうだったに違いないこと、それに実際こうだったということまで教えてくれるものだ」
今回も様々な経験から事件の真相を暴いたミス・マープル。今回も真犯人を当てられなかった私はまだまだ経験値が足りないらしい。

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2024年07月14日

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ネタバレ

ミセス・マギリカディは列車の中から、並んで走る別の列車の中で起こっている殺人事件を目撃するが、鉄道当局も警察も本気にしてくれず、列車内でも線路のまわりでも遺体が発見されない。マギリカディをよく知るミス・マープルだけが話を信じ、遺体があるかもしれない場所を推測し、土地の所有者のところへ優秀なフリーランスの家政婦ルーシー・アイルズバロウを送りこむ。

このルーシーが頭もきれて手際が良く、料理も上手で、どこの家でもずっといてほしいと思われるような人物。そして家に溶け込み、その家に住む人や家族のことなどをよく観察する。

列車のシーンは最初の目撃の場面だけで、ほぼルーシーの働くクラッケンソープ家での話になる。ミス・マープルはこの家が事件に関わっていることを確信しているのだが、真相が明らかになるのは本当に最後の方。人間、欲が出過ぎるとどんなことだってするというのが悲しい。

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2025年10月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ミス・マープルと「スーパー家政婦」ルーシーのタッグは新鮮で面白かった!
真犯人は検討も付かなかったなあ、全員怪しいから……

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2023年11月26日

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