【感想・ネタバレ】行く手、はるかなれど グスタフ・ヴァーサ物語のレビュー

あらすじ

もう、ほかにだれもいない。
自分が立ち上がるしかないのだ……

孤立無援の若者が、王となる道に一歩ふみだした日を、北欧の美しい自然をバックに描き出す、読み応えのあるYA小説。

16世紀初めの北欧。
デンマークによる圧政に苦しむスウェーデンで、国家独立の志を掲げて立ち上がった若者、グスタフ・ヴァーサ。

独立派の重要人物だった父がデンマーク王に殺され、「自分が立ち上がるしかない」とグスタフが心を決めた日から、味方を増やしつつ旅を続け、のちに独立戦争の主力となる南部の農民たちを説得して蜂起させるまでを、緊迫感のある文章でつづる。

グスタフ・ヴァーサは建国の父・初代の王として、スウェーデンでは知らない人はいない存在。
その青年時代のごく短い一時期に焦点をあて、「孤立無援の若者が不屈の意志をもって成功の糸口をつかむまで」の物語として描きだす、読み応えのあるYA小説。

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Posted by ブクログ

銀座、教文館ナルニア国のHP、気になる新刊(2024年3月5日)で紹介されていたので読んでみました。ロードムービーっぽいところもあり、想像していた以上に面白かったです! 臨場感があり、まるで映画を観ているみたいでした。日本ではほとんど知られていない北欧史に興味がわきました。

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2024年03月14日

Posted by ブクログ

久々に読んだ児童書。16世紀初め、スウェーデンはデンマークの圧政に苦しんでいた。そのスウェーデンを独立に導き「スウェーデン建国の父」と呼ばれるグスタフ一世の若き日の史実に基づいた歴史物語。友に裏切ら失望の日々もあった。けれど名もない人々の善意にも支えられた。最後まで希望を捨てず、不屈の精神で苦難を乗り越え夢を叶えた主人公に勇気づけられる。

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2024年03月21日

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