あらすじ
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音楽の時間に、しおりはリコーダーをうまくふけませんでした。一生懸命ふいているのに、班のみんなからおくれてしまうのです。「しおちゃんがいると、あたしたちの班、いちばんへたっぴいになっちゃう」「家でもっと練習してこいよ」といわれてしまいます。でも家でふこうとすると、中学生のお姉ちゃんは勉強のじゃまになるといってうるさがるし、寝たきりのおばあちゃんがかわいそうでしょうといってお母さんがおこります。家であまりしゃべらない高校生のお兄ちゃんも迷惑そうな顔をします。ある日の学校帰り、しおりがひろい公園のわきを通ると、木立ちのあいだから小鳥の鳴く声が聞こえてきました。それを聞いているうちにしおりは、自分もリコーダーをここで練習しようと思い立ちます……。家族の大切さがあたたかくつたわってくる作品です。
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Posted by ブクログ
瀬尾七重さんの童話ですね。
瀬尾七重さん(1942年、東京生まれ)童話作家。
絵は、ふりやかよこさん。
カンカラ カンカラ
カンカララ カンカララ
しおりは、てつの フェンスに かさの
さきを あてながら、のろのろ
あるいていました。
フェンスと 石べいの あいだの ほそい
ゆるやかな さかみちです。
カンカラ カンカラ
カンキンコン カンキンコン
カラララ カラララ…………
はしると、おとは、まるで
もっきんの ように たかく ひびきます。
しおりは、はしったり あるいたりして
フェンスに そっていきました。
ツツピー ツツピー
ツツピー ツツピー
こだちの あいだから ことりの なく
こえが きこえました。
しおりは、フェンスに かさを たてかけると、
リコーダーを ふくろから とりだしました。
ツツピー ツツピー
ツツピー ツツピー
さえずりに あわせて しおりは、
リコーダーを ふきました。
しおりは、家ではリコーダーの練習が出来ないので、なかなか上手になれません。
すると、不思議な少年が現れて、「ぼくは、上手に歌えない」と言って、しおりと一緒に、練習をすることになります。
複雑な家庭の事情が描かれて、機嫌が悪そうなお兄ちゃんが、実はとても優しくて、しおりの応援をしてくれるようになります。
小学一~三年生向けですが、PHP研究所出版ですので、考えさせる構成になっているのが嬉しいですね♪