【感想・ネタバレ】ジャズピアノ その歴史から聴き方まで 下のレビュー

あらすじ

ジャズ演奏を後ろから支えるピアノを手掛かりに,まったくあたらしい切り口からジャズの歴史をたどる.印象論を越えた,具体的な聴きどころ,鑑賞のヒントに満ちた,類書のないジャズ論.下巻は,ハードバップの展開から現在までの歴史をたどり,ジャズピアノのテクニックを解説,さらに様々編成の中にピアノを聴く.

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Posted by ブクログ

上巻のコメントにも書いたが、youtubeの有難さは半端ではない.解説に出てくる演奏者と曲名を入力すると直ちに曲が流れてくる.至福の時間が過ごせる.あまり有名でないピアニストでDave Mckenna, Dick Hyman, Ahmad Jamal, Herbie Nichols, Paul Bley, Bill Charlap, Clare Fischer, Denny Zeitlinらの演奏を素晴らしいと感じた.9章で紹介されていた26枚の解説、最高だった.本書の上下巻があれば、いつでもジャズの名盤が楽しめる.素晴らしいことだと思う.

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2024年07月08日

Posted by ブクログ

日本文学・文化の研究者でありジャズピアニストでもある著者が、ジャズピアノの歴史と聴き方を解説する通書であるが、これを読んでジャズピアノの耳が間違いなく鍛えられ、聴き方が変わるという稀有な体験ができた。

本書の優れたポイントは単なる印象批評が多いジャズ批評・評論の世界において、「このピアニストのこの録音のこの曲の何分何秒のここがすごい」という聞きどころを逐一解説しているところにある。しかも1曲の中でそうした聞きどころを数箇所〜十数箇所まで提示してくれるため、必然的に読者は同じ曲を何度も聞き返しながらこの解説に記されて演奏の凄みを耳で実感することができる。紹介されている大半の音源はSpotifyにあるため、それを聴きながらひたすら素晴らしいピアニストの凄みに触れる体験は至上の体験だった。

上下巻で1万円と決して安くはないが、自らの耳がこれだけ鍛えられるという稀有な体験を得られるとすれば、あまりにも安すぎる、とすら感じた。
ジャズピアノに興味がある人のみならず、ピアノという楽器に触れている人、万人に強く推奨できる一冊。

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2024年05月06日

Posted by ブクログ

「スラー」とかの用語がなんか微妙な感じがあるんだけど、とりあえずジャズピアノを聞く入門としてもよい本なので読みなさい。モラスキー先生昔プロ/セミプロなのかな?

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2024年02月19日

Posted by ブクログ

お疲れ様でした!

呑めば都のマイクさん、一橋と早稲田の先生でピアニストのマイクさんは、ジャズ喫茶好き。
読むしかないでしょー。

ジャズピアノ、エバンスキースメルドーですね。
その周辺を知り、さらに聞き込みたいと思いました。

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2025年07月04日

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