【感想・ネタバレ】「むなしさ」の味わい方のレビュー

あらすじ

自分の人生に意味はあるのか,自分に存在価値はあるのか….誰にでも訪れる「むなしさ」.便利さや快適さを追求する現代では,その感覚は無駄とされてしまう.しかし,ため息をつきながらも,それを味わうことができれば,心はもっと豊かになるかもしれない.「心の空洞」の正体を探り,それとともにどう生きるかを考える.

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Posted by ブクログ

ネタバレ

書店の書評コーナーにて。

「むなしさ」は「す(澄)まない」。
心の隙間、穴に「むなしさ」が入り込んだ時、私たちは急いで埋めようとする。現代は「間」に耐えられない仕組みになっている。容易に「間」が「魔」になる時代。
むなしさは、すまないものだとあきらめて、心の底に住まわせる。むなしさを、時間をかけて醸成し、味わう。
結論を急がない。「間」に耐えてこそ生まれる創造物もある。
心の穴を、埋めないまま「間」として、時間をかけて向き合ってみることを意識したいと思えた一冊。

こんなに真面目な心理学の新書なのに、著者はなんと、おらはしんじまっただぁ〜♪で有名なフォーク・クルセダーズのきたやまおさむさん。
さすがは精神科の医師、言葉を大切に使われている印象。ワードセンスに惹かれた。

喪失は移行対象をみつけ、時間をかけて移行していくことでうまくこなすことができる

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2024年03月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

我々はむなしさから逃れることはできない。だから、むなしさを抱え、味わうことが大事。
北山先生の仰っていることはわからなくはないが、むなしさを味わえるようになるのは簡単なことではないと思われる。どうやったら味わえるようになるのか、今のところ、自分の中に答えは見いだせていない。
また、読後の印象として、スッキリしない、けむに巻かれたかのような感覚を持った。

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2024年03月06日

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