【感想・ネタバレ】野生の経済学で読み解く 投資の最適解 日本株で勝ちたい人へのフォワードガイダンスのレビュー

あらすじ

米国経済と日本経済、そして日米両国の相場の行方はどうなるのか? 長年の運用経験に裏付けられた独自の発想で多彩なデータ駆使するとともに歴史的大局観から俯瞰した分析を行ない、2024年以降に日本株投資で勝つために必要な考え方と投資戦略を明らかにする! 相場という未開の原野には、必要な情報を自分で探すあるいは自分でつくる=「野生のアプローチ」が不可欠であり、本書はその方法論を駆使して書かれた最新の投資戦略本。2021年の夏に電子書籍で刊行して絶賛された『野生の経済学が究明したコロナ後の世界 2022年審判の日を迎えるFRB』の続編であり、日本の株式市場で勝つために必須の知見。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ラジオNIKKEI「マーケットプレス 前場」に定期的に出演される岡崎さんのお話は、株式投資を20年以上行ってきた身でありながら、かなり専門的で、とても難しく、ああ、すごい方だな、と思いながら聞いている(お相手の叶内文子さんも、とてもすごい)。
そんな岡崎さんの新刊、初めて読んでみた。アメリカ中央銀(FRB)の金融政策や金利、資産価格の指標などを用い、これまで日米がたどってきた資産運用を巡る経緯を紐解き、これをもとにした今後の予測シナリオを示されており、(一部の銘柄の当落で数字が動いてしまう)日経平均株価が4万円手前まで来た今日、あらためて相場を見るための心構えを教えていただいた気持ちになった。

0
2024年03月02日

Posted by ブクログ

難しかったです。データをベースに語られていて信頼できる内容と思いました。
長期金利が株価に影響大と理解しました。
引き続きアメリカ全体に投資する方法を続けようと思います。

⭐️学んだこと
•データを処理するときに気をつける事:時々起こる。大きなデータのために平均値が引っ張り上げられてしまう現象身長や体重のように平均値大きい方にも小さい方にもほぼ対象な形で分布が広がっているデータなら平均値に意味があ。
しかし、極端な形をしているデータには、昔ながらの方法で中央値を調べるのが一般的。

•債権の格付けBB格以外の格付けの債権は、投機的格付け債(投資非適格債)、リスクの高い債券として扱われ、通常それらを一括りにしてハイイールド債

•アメリカ10年金利の平均水準は、ほぼインフレ率と同じになっている。

•運用効率について
(リターン-無リスク資産のリターン)/リスク値
=シャープレシオ

•長期金利は長い目で見れば、国家の名目成長率と連動して動いている。
国家の財政赤字を減らしていくには、一定水準以上の名目成長率を維持していかなければならない。
一定水準以上とは
①正の数字であること
②長期金利を上回る水準


•日米30年金利の推移
政策金利とは異なり、日米でほぼ連動して動いており、その金利差は政策金利と比べてはるかに安定的

•アメリカで中型の利上げ(+0.25%〜+0.5%)の際、他の指数よりも割安株のリターンが良い。

•米国株の場合、上昇トレンドが5年を超えると、必ず10パー以上の下落が発生している。

• 2026年3月まで上昇トレンドが続く?

•バフェット指数:株価の変わりすぎの度合いを調べる数値
それぞれの国の株式時価総額/名目GDP

•株価の絶対的価値:EPSとBPS

•株価の相対的価値:金利と言う尺度によって比較される投資価値。金利と逆方向に動いていく。

•株価への影響を最終的に決めるのは、長期金利の反応。

•本当に怖いのは、絶対的価値の低下

⭐️TO DO
インフレ時代の投資戦略
①α(個別銘柄)だけでなく、βも取りに行く
→TOPIXや日経平均株価などの大型株指数
②短期トレードではなく、長期ポートフォリオの構築
③資産を持つ企業が選ばれる
資産:不動産、権益、商品、人材、伝統、取引先など
④イノベーションはあらゆる分野で発生する
決算書や式法にばかり、頼らずとも、普段の暮らしの中や新しい出会いの場所で様々なイノベーションと遭遇する。

0
2025年10月23日

Posted by ブクログ

コロナ前〜2024年初頭の株高までのマクロ経済状況を理解する上では非常に分かりやすくまとめられている内容。
さすが岡崎氏という印象だった。

どこかの有料経済セミナー出て学ぶよりも本書を読んだ方が“内容に関する”コスパは良いと思う。

0
2024年08月03日

「ビジネス・経済」ランキング