【感想・ネタバレ】死刑囚になったヒットマン 「前橋スナック銃乱射事件」実行犯・獄中手記のレビュー

あらすじ

前代未聞の凶悪事件はなぜ起きたのか?

2003年、暴力団抗争により一般人3人の
尊い命が奪われた「前橋スナック銃乱射事件」。
前代未聞の凶悪事件はなぜ起きたのか?
実行犯の死刑囚が綴る衝撃の手記!


目次

はじめに
第一章 嚆矢――手記1
解説 住吉会幸平一家と当時の捜査――「時代を象徴する大事件です」(元組対四課管理官・櫻井裕一氏)
第二章 失態――手記2
解説 佐川自宅襲撃の真相――拳銃が暴力団にとって身近なものに
第三章 覆水――手記3
解説 警視庁が見た「平成の殺人鬼」矢野――「ヤクザではなくテロリストだ」(櫻井氏)
第四章 乱射――手記4
解説 判決文から読むスナック銃乱射事件――三回矢野に襲撃中止を訴えた小日向/四人の被害者/遺族の悲痛な思い
第五章 潜伏――手記5
解説 なぜフィリピンへ逃げたのか?――暴力団と?がるブローカーの存在
第六章 逮捕――手記6
解説 自白、そして再審請求へ――家族への謝罪の道を選ぶ/単なる「使い勝手のよい部下」にすぎなかった/地下鉄サリン事件の林郁夫との共通点
第七章 謝罪――手記7
解説 泣いた裁判長――元妻とも連絡が途絶える
おわりに

元ヤクザの過去を持つ進藤龍也牧師に聞く
キリスト教の洗礼を受けて
小日向から届いた礼状、そして

「遺言状」

確定死刑囚・小日向将人をめぐる住吉会幸平一家矢野睦会が起こした事件年表

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Posted by ブクログ


妙に呑気な語り口とやってる事のギャップに慄く。 

前橋スナック銃乱射事件の実行犯の獄中手記。
雑な親分の雑な指示。
従うしかない、背けば粛清の関係性。

サイコパス親分の下で無茶な指示を受ける小日向死刑囚の苦労話的な構成。

上の指示には逆らえないとはいえ、一般人を巻き込み命を奪ったことは到底許さざるを得ないのは大前提として、小日向死刑囚は親分にだいぶ反論していたみたいで所々に「だから言ったのに」みたいな含みの言い回しが多い。

親分をとっくに見限ってはいたが、離れれば妻子や自分の命までも危うい状況でどうすればよかったのかと読後考えてしまった。

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2025年08月26日

Posted by ブクログ

長年運転手をさせられ、将棋の駒のように使い捨てられた。オヤジの言っていることが間違っていても、意見出来ない(したとしても、相手にされない)。言われたことを信じて、散るしかないヤクザという世界のリアルが書かれていた。

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2025年08月25日

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