【感想・ネタバレ】大好きな君へ願うことのレビュー

塩田キョウカ

『何があっても上手くいく』あの時の俺たちは、そう信じていた―――。人気若手俳優・奥村は、高校の同窓会に参加するため地元に戻ってきていた。そこで再会した元恋人・古本に助けられ、胸がぎゅっと締め付けられる。何故なら今でも古本のことが好きだから…。不器用な自分をからかう声、繋いだ手のぬくもり、何年経っても古本を忘れることはできなかった。「なぁ…久しぶりにシようよ」つい口走ってしまった奥村に、古本は…？ 不器用な大人たちの、もどかしくも愛おしい再会ストーリー。【フィカス】

[リエ · ★★★★★]

短いけど切なくて美しい

高校の同級生、恋人だった２人、芸能界で成功した受けと、地元に残り変わらない攻め。
受けが俳優として成功する未来を邪魔しないようにと、距離を置いた攻め。不思議なのは、本当に受けが芸能界にいきたかったのか、という事。夢があって努力しているとかもないから、流されたんじゃないかと思う。それなのに攻めはずっと応援し続ける。クールでサバサバしてそうなのに情が深く優しい攻めがとても良かった。
でも、辞めてどうするんだろう？受けの行き当たりばったり感が心配。

＃切ない ＃感動する ＃憧れる