あらすじ
フェンリルやフェニックスといった伝説の魔獣たちが棲む「古の森」で溺愛される竜人族の娘、ユリア。アーズフィールドでの人さらいが「ジェロラル国」の差し金だと知った一行は、危険が及ぶ前に不穏分子を摘んでおくことに。現地では前に助けた心優しい第二王子・ライルが大ピンチに――!? 神の愛し子を皆で庇護る！ 幼子溺愛系ファンタジー第3巻！
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幼子は可愛い？
3巻まで読みましたが、最終巻である4巻の購入を迷っています。
主人公である幼子が可愛いと思えるか否かが、本作品が楽しめるかどうかかと思います。
私は途中から少しイラッとしてしまいました。
幼子は不思議な力を所有していますが、良くも悪くもただの子供です。何か使命を感じて力を使う、動くとか、周りをみて我慢するとかは無く、拙い幼児言葉で思うまま空気を読まずに言葉を発し泣いたり甘えます。幼児なので失礼な態度をとっても問題なし。それを嗜めれば嗜めた側が悪。周りの大人達や聖獣等が一大事とばかりにただただ彼女を守る為に動くお話です。
可愛い幼児に周りの大人が振り回される話は好きなのですが、幼児の好感度次第だなと本作を読んで感じました。
ストーリー自体は進みや展開が早くて、4巻にまとめるなら詰め込みすぎず、もう少し絞って深掘りしたら面白そうなエピソードがありました。絵も含め何か惜しい作品でした。
シリーズ作品レビュー
