【感想・ネタバレ】聴き上手 なぜあの人には話したくなるのかのレビュー

あらすじ

「この人になら、自分の話を聴いてもらいたい」。そう思わせる人は意外に少ない。人は自らを認めてもらいたいと願う余り、つい「聴く」ことよりも「話す」ことを優先させてしまう。しかし人間的に成長する人とは、話を聴く力がある人のことである。聴き上手は価値ある知恵を得、困難に打ち克ち、いい人間関係を結ぶことができる。本書は、コミュニケーションの研究を六十余年続けてきた著者による渾身の一冊である。効果的な相づち・姿勢、相手の真意をつかむコツ、質問の仕方などを諄々と説く。 〈本書で取りあげられるエピソードの例〉◎大宗教家も強い関心を示したよい聴き手 ◎他人の話を聴こうとせず、若い異性から嫌われた男性教師 ◎相手の話を促す話し方で、一皮むけた車のセールスマン ◎画期的新商品を生んだ、松下幸之助の「聴く力」 ◎「自然の美しさがいい」といって化粧を否定していた知的女性の考え方を変えた質問

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Posted by ブクログ

この本の前にSPIN営業術という質問の方法を書いたものを読んでいた。いわゆるテクニックというか、ノウハウみたいなものだ。
この本は純粋に「きく」という行為が話し手にどんな影響を与えるかを示している。また、話を聴くメリットを、聞かないで困ったことを示しており、わかりやすかった。
特に納得したのは、ちゃんと聴くことで、相手も素直になり、建設的な会話、誤解のない関係に繋がっていくと言うこと。自分も成長するし、発想も柔軟になる。心が安定していれば、話に集中し、相手の言葉で、新たな発見や曖昧さに気付くという効果も得られる。
これからは先入観をなくして、話し手の言葉を理解していこうと思った。SPIN営業術の訓練の前に、客や同僚が話す背景を理解する気持ちで聞き取ろう。

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2010年09月03日

Posted by ブクログ

「人の話を聞くことは大切です」
よく言われるけれど、実際にちゃんと「聴く」ことは難しい。なぜなら人間はみな自分に一番興味があるからだ。
だから人の話を「聴く」というのは常に意識していないとできないことで、この本はそのきっかけになるのでは。

>聴くことのメリット
結構ページが割かれている。
やはり人間は自分が可愛いから、自分の利益がわかったほうがいいんだろう(私含め)
・忍耐力がつく
・知識が増える
・自分の追体験になる
・相手と良好な関係を築ける
など、ここには書ききれないくらいたくさん!!
これだけたくさんのメリットがあるなら、ひとの話を聴くぞ!と意識するようになるだろう。

>聴く心構え
「全身の毛穴できけ」
この表現に吹いたけどw心構えとしては大切。

>相手の話を否定するな。
>しかし全部にうなずけばよいのではなく、建設的な批判も必要
これ耳が痛かった…
意識しないと人の話を否定する癖が自分にありそうなので、ついついうなずいてばっかり。
でもちゃんと批判・疑問も投げかけないと「俺or私の話をちゃんと聞いているのか?」って相手が感じても仕方がないよね。

ほかにも
>質問であって尋問にならないためにはどうすべきか。
>目線・姿勢など話しやすいテクニック
など。

「聴く」テクニックだけに偏らず、かといって抽象論にもならないのでおすすめ。
本当、聴き上手になるために常に意識しよう…

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

話すという事は、とても具体性がない事を話してしまう事が多い。だから、聴き手の気持ちになって、相手の事を考えて話す事が、お互いの良い関係を作ることだと分かった。

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2011年01月17日

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