【感想・ネタバレ】正義とは何かのレビュー

あらすじ

何が「正しい」のか、わからなくなった時代に。
プラトン、カント、ベンサム、ロールズ……2400年にわたる知的格闘。
人生や社会に関わる切実な問いを、哲学者たちはこう考えた!

法哲学の第一人者があざやかに整理し、切れ味鋭く論じる、「正義」入門の決定版!


【本書の構成】

はじめに――いま、なぜ過去の正義論を見直すのか?
序章 正義論のさまざまなパターン――本書のねらい
第一章 正義とは魂の内部の調和である――プラトン
第二章 正義とは他の人々との関係において現れる徳である――アリストテレス
第三章 正義とは相互の利益になる契約を実行することである――ホッブズ
第四章 正義とは自然権の保護・実現である――ロック
第五章 正義とは慣習によって生じた財産権規則を守ることである――ヒューム
第六章 正義とは非難が適切であるということと権利の保護である――スミス
第七章 正義とは「定言命法」に従うことである――カント
第八章 正義とは功利の原理の一適用にすぎない――功利主義
第九章 正義とは社会制度の第一の徳である――ロールズ
あとがき――文献案内をかねて

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Posted by ブクログ

整理され過ぎていて難しい。
前に書かれていたことを十分に斟酌しないまま先に進むと段々と内容について行けなくなる。

一回読み終えたので、間を見て最初から読み直してみたいと思う。
また、その価値がある本だと思う。

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2024年02月10日

Posted by ブクログ

古代から現代の正義論オムニバスだが、薄っぺらく書かれているわけではなく、しっかりした読み応えがあった。いかんせん浅学なもので、いくつか、分かったような分からないような記述もあったけれど、これは著者が悪いのではなく自分の知識が乏しかったせいかと思う。他の倫理学の本を読む傍らの、要覧的な使い方が出来れば助かる。

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2024年02月03日

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