【感想・ネタバレ】筑駒の研究のレビュー

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Posted by ブクログ

日本で最も賢い子供たちが集まる学校、東の筑駒と西の灘。灘については、これまでも紹介される本があったが、筑駒について触れる、たぶん初めての本ではないかと思う。小学校トップの子供たちが集まってくるが、多くの子供たちは、そこで人生初めての挫折を味わう。どうしても敵わないレベル、上には上がいるという事実。普通の学校では突出した才能は叩かれやすく、居心地が悪いが、筑駒はそれぞれの才能を受け入れ、生かしていく環境があり、子供たちもお互いの才能を尊重しながら成長していく。教員は彼らの知的好奇心レベルを充足させる授業が求められる。そこには生徒と教員の間で緊張感がある。飛び抜けた才能を萎縮や枯渇させることなく、生かし導く教育、その歴史や考え方の方針が筑駒にはある。
本当の教養、エリートへ求められる資質、社会への貢献、筑駒への熱い期待が込められている。

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2024年04月19日

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