あらすじ
ヴァイオリンがヴァイオリニストを選ぶ――。ピアノはその美しいキーを叩くだけできれいな音が出る。しかし、ヴァイオリンはそうはいかない。その、草木も生えていない石ころだらけの場所からスタートして、美しい音を出し、音程をキープし、豊かな音楽を創り出すまでどれだけの時間がかかるのだろう――。(「まえがき」より抜粋)ヴァイオリニスト、ヴィオリスト、チェリストたちが歩んできた苦闘と栄光の物語。
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Posted by ブクログ
明治にヴァイオリンが日本に入り、現在に至るまで活躍されているヴァイオリニストの系譜(師匠)も簡単にわかる。スズキとヤマハで楽器制作における棲み分けがあった。名ヴァイオリニストは技術もさることながら、相棒となる名器によっても相性がある。そして弦楽器界では、鈴木鎮一による鈴木才能教育と、齋藤秀雄による子供のための音楽教室が後のサイトウキネンオーケストラまで繋がってくる。やはり早期教育も重要である。