あらすじ
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
名刀を所蔵する博物館や神社をはじめ、刀剣や刀工ゆかりの場所や史跡、碑、作刀地などエリア別に解説しています。
江戸(東京)は、かつて将軍家のお膝元であり、諸藩の屋敷なども置かれたため、お抱え工と呼ばれる刀工らが全国から集められ、刀剣の生産・物流の拠点となり刀剣文化の中心地として発展しました。現在ではその痕跡を見ることは難しいですが、新選組で有名な虎徹の鍛冶場が置かれた上野不忍池付近や、坂本龍馬も所持したと伝わる名刀を鍛えた土佐藩の名工・左行秀の鍛冶場があった深川・下屋敷跡に立つ碑、幕末の人気刀工・清麿の墓がある寺などが点在しています。
刀剣や刀工の歴史に触れ、作られた時代に思いを馳せつつ、いわゆる聖地ともいえる場所をめぐるのに役立つ一冊です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
初心者や旅好きにオススメ
日本刀には詳しいとは言えないけれどふわっとは知ってるような初心者や歴史好きな旅人にもオススメしたい一冊。
本書は日本の古今東西の名刀のゆかりの地を紹介してくれる、最初には基本的な五箇伝それらにまつわる史跡の情報も添えてくれた初心者にも優しい案内である。
ほとんどは、貴重な名刀が収められている博物館や美術館・資料館といった施設の情報がずらりと並んでいる。
情報も分かりやすく所蔵刀・ゆかりの刀それらの歴史・美術的区分(国宝や重要文化財)など、住所・電話番号・開館時間・休み・料金まで網羅している。
下の紹介文章には、施設の見どころ等も記載しており、本書を片手に旅先を吟味できる。
よく知らない初心者でも読むだけでワクワクする案内だった。