あらすじ
広島に生まれた少女は3歳でバレエに出会い、長じて世界中で「東洋の真珠」と絶賛された。偉大なアーティスト、ヌレエフやフォンテインからの宝物のような学び、日本バレエ界を共に牽引してきた清水哲太郎との珠玉の絆、松山バレエ団が紡ぐ命慈しむ舞台への祈り……。唯一無二の歩みを秘蔵エピソードと共に語る。読売新聞連載「時代の証言者」に大幅加筆のうえ単行本化。
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Posted by ブクログ
バレエの神様が導いて誕生したプリマの美しい言葉が並んだ一冊。
何か一つの事にここまで捧げられる人生ってすごいなぁと心の底から思いました。
「森下洋子」って、だから「森下洋子」なんだ…というのが最初の感想。
ただ、人間の中に潜む美しくないもの、真っ白ではいられないものにどう立ち向かい、素直に、美しくいられるように努力したか?とかは全く書かれていません。
もう、生まれながらに真っ白で、素直で、真面目で、清らかで、繊細で、美しかったという事しか書かれていない。
そこがすごく残念だった。
表現者として乗り越えよう、克服しようみたいな姿勢とか、葛藤とかを第一線で活躍する人の人生観から学びたいと思って手に取った一冊だったので…。
そういう意味では、バレエの神様の清らかなお話を庭園で聞いたというような読後感。
それでも、バレエが好きな人にとっては学びになる一冊かもしれません。