あらすじ
長く闘病していた來実は、命のともしびが消えた瞬間、大好きだった乙女ゲーム『魔法学園のシュメシ』の世界に転生していた。ただし、身体が透けている幽霊の状態で、攻略キャラである侯爵令息・ガーシェルムにしか來実の姿が見えないらしい――。それでも最推しと一緒にいられることを喜ぶ來実だったが、ふとゲームのストーリーを思い出す。ガーシェルムが切望している魔法の力を得るためには、ヒロインと身も心も結ばれる必要があるということを。來実は彼の幸せのため、あわよくばR18シーンを生で見るため、彼をヒロインとくっつけようと決意! のはずが、來実とガーシェルムの距離ばかりが縮まって……!? ※電子版は単行本をもとに編集しています。
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なるほど
ゴーストなヒロインと生身のヒーローがどうやってくっつくのかと思いましたが、読んでるうちになるほどとなりました。
無事両思いになれて良かった
Posted by ブクログ
幽霊の状態なのに浄化魔法は効かず、ガーシェルムにしか見えない來実。
しかも乙女ゲーム内に転生してきた割に、転生先の言語に不自由していないときた(ちゃんとその世界の言葉を喋っていた)
そりゃご都合主義ではと言ってしまうのは簡単だが、これらの違和感は実は伏線だったという。
何故か目覚めない某キャラの婚約者の存在(もっと何人も同じ症状の人が出るかと思ったら、この人だけだったという)
魔法の力を目覚めさせるためには、ヒロインと結ばれるしかないガーシェルムなのに、気付けばヒロインとの仲はちっとも進まず、彼女は他のキャラに惚れる始末。
どうなっているんだと頭を抱えていたら、前述の伏線と併せて、ああそういうことと妙に納得した。
ただ謎解き済んでからの展開は、ちょっと違和感はあったかなあ。
ガーシェルムが実体化させてまで愛でていた來実が終盤で色々変化してしまうので。
中身は一緒なんだけどなあ。
特に名前の変化がしんどかった。
別人との恋愛を見せられている気がして、どうしても違和感が拭えなかったという。