【感想・ネタバレ】昭和文芸史のレビュー

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Posted by ブクログ

作家との距離感が読みやすい。
文章もさっぱりしていてリズムがよくて好き。
日本文学史をとらなかったので非常に弱い分野。
勉強になるが、これを読んでこれに載っている作品を
読んだよな気になるのが問題。
電車にのったときにちびちび大事に読んだ。

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2012年10月26日

Posted by ブクログ

ずっと、どうも近代日本文学とか苦手だーと思っていたんだけど、この作品や「女三人のシベリア鉄道」を読んで、少し身近に感じられてきたような。たとえば、林芙美子。今までいろいろな評伝など読んでもいまひとつぴんとこなくて、森光子の舞台の印象ばかり強くて、女給とかしててひたすら貧乏で庶民的だった人(失礼)とか思ってたんだけど、いや、実際は、流行作家でガンガン書いて稼いで海外旅行もして洋服も着てる、と思ったら、なんとなく林真理子みたい?(失礼?適当に言ってますが)なんて思って身近に感じたりとか。

もともとが婦人公論での連載で、「婦人公論にみる昭和文芸史」なので、文学的な面だけでなくて社会的、女性史的な切り口になっていて、そのあたりも、各作家を生身の人間として感じやすかったのかも。恋愛騒動とか、女性週刊誌っぽい見方もあって。特に女性蔑視的な描写のある作品に手厳しくて、川端康成とか三島由紀夫とかが急に通俗的なロマンス作家のように思えてきた……。

これを機会に、近代日本文学的ジャンルもあらためて読んでみたいと思ったり。学生時代に読んだものも再読するとまた印象が違うかも、とか。でも、通俗的なロマンス小説みたいと思ったりするのかも?
「昭和文士」みたいな、ものすごく有名ではないけど通好みみたいな渋いところ(なんだそれ?)を読んでみたいのだけれど、なにを読めばおもしろいと自分が思えるのか、いまひとつよくわからない……。

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2012年07月12日

Posted by ブクログ

「婦人公論」の文芸史であり、著者が女性ということからか、女流作家が多く取り上げられている。野上彌生子、宮本百合子、平林たい子、いずれも知られた作家だが、全く読んだことはなかった。戦中戦後を生きた女流作家の逞しさはとても魅力的だと感じた。

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2012年05月16日

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