【感想・ネタバレ】阪急沿線怪談のレビュー

あらすじ

京都、大阪、神戸
関西三大都市に潜む怖い話


京阪神を横断する阪急電車沿いに発展し、独自の文化圏を擁するこの沿線の街に潜む不思議や怪異が満載の関西ご当地怪談!

男の霊に出くわす大阪梅田近くのホテル

神戸三宮のパチンコ店にある異空間への扉

生者を橋から引きずりこむ西宮北口の悪霊集団

京都河原町にあった呪物的絵画

顔の溶けた女の霊が現れる十三の公園

彼の世へ通ず!?豊中の団地に現れる奇妙なエレベーターのボタン

落書きが動く!?高槻市の小学校にあるトイレ

訪れると正気を失う宝塚山中の廃ホテル

怪奇現象が多発する今津線沿いの最恐物件 …ほか


大阪梅田を起点に西は神戸三宮・新開地、東は京都河原町まで、京阪神間を横断する阪急電車。
その沿線に広がる街に埋もれた数多の怪異譚を怪談作家・宇津呂鹿太郎が綴るご当地怪談集。
・歩道橋に現れた人ならざる異形「鳥肌」(茨木市)
・事故物件か!とあるマンションで頻発する数多の怪奇現象「アウトな物件」(伊丹)
・夜中に通ると果てのない塀が続き抜けられない!不思議な異界譚「阪急西宮スタジアムの跡地にて」(西宮北口)
・ある女性にとり憑く恐ろしい女の霊。話すことすらタブーの危険な恐怖譚「瞼の裏の女」(烏丸)
――など収録。

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Posted by ブクログ

好きなのは不思議なはなし、異界への入り口のはなし、神沼三平太先生の『肉丸』のようなはなし。
阪急沿線怪談、阪急沿線に住んでなくてもだいたい近い場所やからめちゃくちゃ面白く読めた。

『個室』三宮のパチンコ屋のトイレの個室に異界への入り口があるとは!どこでもドアぼさもある。
『ハイエナの死』写真になってる絵が怖い。
『ボタン』豊中市の八階建て団地。どこやろ。団地のエレベーターってこないだ読んだ話にも似てる。数字の書いていないボタン。
『踏切』豊中市のはなし。まっすぐまっすぐ歩いていき踏切をこえると異界にいたはなし。
『いじわるじいさん』北千里の心理的瑕疵物件に棲むじいさんは遅刻しないように起こしてくれる。
『見知らぬ少年』阪急宝塚線に棲む死神の話。
『阪急西宮スタジアムの跡地にて』これも異界への入り口のはなしぽくて好きだ。阪急西宮ガーデンズになってからこういうはなしはないみたいだけど、あそこめちゃくちゃ床が揺れてるから絶対にもう行きたくない笑
『ご近所探検』中村さんは霊能者に近い場所にいてはったんやな〜不思議なはなしでとてもよかったです。

1
2024年02月05日

Posted by ブクログ

体験談なだけあってきれいに物語として終わるものじゃないのがいい。
よくわからないものだからこその半端さや、気持ち悪さがバランスよく出てた。

0
2024年09月06日

Posted by ブクログ

「ハイエナの死」の写真が載っていると思わなくてゾクっとした…
「見知らぬ少年」も気味が悪くて、絶対に遭遇したくないと思った。
全体的に怖さはマイルドで、一つずつのお話も短いから読み進めやすい。

0
2024年11月30日

Posted by ブクログ

知ってる場所の話もあり、読みやすかった。普段怖い本ばかり読んでるせいか、あまり恐怖を感じなかったです。

0
2024年10月10日

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