【感想・ネタバレ】お江戸はつらいよのレビュー

あらすじ

関ケ原の戦いに勝利した徳川家康が、江戸に幕府を開いてから約260年。徳川家の強固な支配体制のもと、日本にはかつてないほど平和な時代が訪れた。
時代劇や時代小説の影響もあってか、現代における江戸のイメージはすこぶる良い。「タイムマシーンがあったら、いってみたい」などと思っている人もいることだろう。
だが、本当に江戸時代はいい時代だったのか。江戸の人々は太平の世を漫喫していたのだろうか。
残念ながら、江戸の現実はそれほど甘くはない。
劣悪な衛生環境、病気になったら最後の低い医療レベル、度重なる飢饉に大火事、地震、火山の噴火……街には通り魔やスリがウヨウヨおり、人権完全無視の犯罪捜査や裁判が横行していた。
その過酷さは、「ご先祖さまはよくぞ、こんな時代を生き抜いた」と思わず手を合わせて拝みたくなるほど。
とにかく、ハチャメチャだった江戸時代。そのダークサイドに迫る!

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Posted by ブクログ

なかなかハードな江戸時代の生活。
一般市民はもちろんのこと、お殿様まで大変だ。
約400年をかけて、人類は、文明や科学、人権思想など、社会を発展させてきたんだなぁと改めて感じた。

巻末に掲載された参考文献の量が半端じゃなくて、非常によく研究されていることに感心した。
難しくなく読めて、江戸の風紀を知るために参考になる本です。

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2025年04月27日

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