【感想・ネタバレ】イル・コミュニケーション  余命5年のラッパーが病気を哲学するのレビュー

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Posted by ブクログ

著者は「ド派手な病人」のラッパー。半生を綴ったエッセイで、タイトル"ill"どおり、病気の話ではあるが、クスッと笑えるし壮絶でもある。闘病記ってわけではないが、めっちゃ広い意味で言ったら闘病記でもある?のかな?病気も含めて丸ごと「その人」なんやってことがとてもよく表現されてると思った。

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2023年12月15日

Posted by ブクログ

映画「劇場版センキョナンデス」「シンチムドンドン」で知ったラッパー、ダースレイダーさん。面白いドキュメンタリーで、こんなことをする人たちがいるんだ!と、映画を見て以来注目してた人。
政治を公平な目で見ようとするその姿勢はお父さんから受け継いでいたのね。
東大中退で余命5年の宣告を受けたということで、名を知られてしまったけれど、その病気があってこその人生をこの本で語り尽くしている。
人生は流れている、だから、病気は終着点ではなく、ましてや、元気な状態に「帰る」べきものではなく、通り過ぎるものだ、という考えに至ったのは、次々と襲う死の危険を潜り抜けてきたからこその達観だろう。
こんな面白い人、長生きしてくれなきゃダメでしょ。

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2024年03月17日

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