あらすじ
29歳、そろそろ私たち『コドモ』卒業。「妊娠させたオレ」「母になるワタシ」「浮気されたアタシ」ぐるぐる繋がるオトナ未満の第三次性徴白書!!――浅尾温子(あっちゃん)は卵巣腫瘍が見つかって手術をする。岩城晃平(コーヘー)の子供を妊娠中の高野ゆう子(たかのさん)は、子供を独りで育てるため、仕事を辞める。……三者三様、卵に振り回される最後の思春期、第三次性徴白書!!!
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「あっちゃん 俺 こどもできた」
交際9年、同棲5年。自分たちらしく仲良く過ごしていると思っていた矢先、あっちゃんは恋人のコーヘーから衝撃の一言を告げられる。コーヘーは職場の先輩との間に子どもを作ってしまったのだ。それでもあっちゃんと一緒にいたいと言うコーヘー、そして訪れる自身の体の異変に、あっちゃんの心は乱れに乱れていく。
この話には、たくさんの迷える大人たちが登場する。他者の立場から冷静に見れば、彼らの選択は間違っているのかもしれない。しかし、彼らと同じ立場に立って考えたとき、何を選ぼうともそこに正解などないのだろうとわかる。だからこそ、私はもがき揺れながらも前に進もうとする彼らの等身大の姿に勇気をもらった。このもがき揺れるしかない「第三次性徴」を迎えたとき、私はあっちゃんのように自分の気持ちに正直な自分であれるだろうか?
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どうなる?
ウヤムヤにしないで煮詰まる前に行動に出ようとするあっちゃん、どうなるかわかんないけど応援してるっ!むるたんがいつもズバッと言ってくれて、気がはれる(笑)
Posted by ブクログ
2巻までは、あっちゃんを捨てるなんてありえないと思っていたけど、だんだんともうそうするのも仕方のかも・・・と悩んできてしまいました。
読み終わったのにちっともすっきりしない・・・(笑)
どう終わらせるつもりですか、ペコさん!
Posted by ブクログ
1〜3巻読みましたー。まだ続いてるんですね、これ。
もう9年も付き合っていて、
恋人というよりパートナーという感じで、
一緒にいるのが当たり前で
ドキドキはしないけど大切で。
でも、彼氏の子どもがいるのは
彼氏の上司のおなかの中。
彼氏は彼女が好きだし、彼女も彼氏が好き。
浮気相手は子どもを産んで一人で育てる、
一切関与無用だと言う。
好きだけど、どこかで納得できなくて。
助けてほしくないけど、悲しくて。
理屈で割り切れない状況で、
アタマとココロがバラバラな感じ。
ありえないような設定で、絶妙なリアルさを描いています。
追記:わたし、こうへいくん好きだー
Posted by ブクログ
評判には聞いていたが、確かに今の空気をリアルに出してる。弁理士・高野さんのお人柄が自分に似ており、母との関係性にも既視感があって恥ずかしい。主人公カップルの煮え切らない感じにはいらっとするが、現実には何でもすぐ解が出せるかといったらそうでもない訳で。入籍しないままだらだら一緒に住んで子供も持たず、だからといって一昔前の「DINKS」みたいにキラキラしたバブル感はないという状況にも思い当たるフシが沢山。この後、別居してどう展開するか、今後の自分の参考にしてしまいそう。
Posted by ブクログ
あぁ…そうなっちゃいますか。。的展開。
彼氏が浮気して、他の女を孕ませたりしたら、そりゃあ一緒には暮らしていけないわな。
なんというか、自分にも起こらないとも言えない内容で読みながらハラハラしてた。
あっちゃんには幸せになって欲しいけど、コーヘーとは離れて欲しい!と思ってしまう私。
もうただただ悲しい
どうして全うに生きているあっちゃんがこんなひどい目に…あ、でも早く病院に行っていれば何とかなったのかもしれない。
ハワイだったら、あっちゃんと恋人、浮気相手、子供と暮らすって選択肢も、後ろ指指されないのかな、知らんけど。