あらすじ
日本人としての原点とは? 誇りとは? 『武士道』を通じて新渡戸稲造の精神を、高校生から学べる珠玉の入門テキスト。
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Posted by ブクログ
「武士道」は一度読んでみたことがあったものの、くやしいことに理解できずに途中で投げ出してしまった経験がある。
この本は、その「武士道」の解説書、ましてや高校生が読んでいるということで購入した。
新渡戸稲造の生い立ちから始まるが、この第一章があるおかげで、新渡戸が「武士道」を各に至った背景や信条が理解でき、第二章の本編へスムーズに入り込むことが出来た。
武士道の「義」「勇」「仁」「礼」「誠」「名誉」「忠義」「克己」等、「武士道」の流れに沿って解説され、わかりづらい部分がしっかり補完されているため読みやすい。
それぞれがつながりあって武士道が成り立っていることが理解できる。
現代の日本人、特に若い世代がこの本を読んでどう思うのか。
古い考えと笑うのか、納得して自分自身の生活を改めるのか、ぜひ聞いてみたいものである。
私個人としては、身が引き締まる思いである。
やはり日本人として、大和魂が心の奥底にあると思う。
それは親から子へと、自然と受け継がれているはずである。
この本の中で、何度も出てきた「知行合一」の言葉。
知っているだけでは何の意味もなく、それを行動に移せてこそ知識は意味をなす。
これは今の自分に強烈なインパクトであった。
日々、仕事に役立つための勉強をしているが、それに行動が伴っていない。
今後の生活へいい影響となるようにしたいものである。
Posted by ブクログ
「武士道」はこれからの色々な決断の支えとなる。
武士(日本人)の心構えに感銘を受けながらも、最後のキリスト教との比較に出てくる武士道の弱点についても納得させられた。
Posted by ブクログ
原文を読む前に、入門編として読んだ本。
原文と解説が交互に書かれており、新渡戸稲造が何を意図して『武士道』という作品を書いたのかを知ることができる。
Posted by ブクログ
これは元々、開成高校の保護者である著者が先生に頼まれて武士道の訳をすることになったのが発端だった。ただ訳すだけてはなく、詳細に調べられた上での解説が大変わかりやすい。のちに、開成中学、高校の道徳の教材として使われた。読書感想文からは、道徳の徳目には賛意も反発もあるが、ほぼ全員が新渡戸のもつ教養の高さに打たれ、読んで良かった、読むべき本だという結論に達したらしいとのことである。
そのような武士道の訳文、解説を文庫で読むことができるのはとても幸運だと思う。私には、武士道の内容がよくのみこめた。
Posted by ブクログ
全然読み易くない
単純な武士道の解説じゃなくて、新渡戸稲造がどういう背景でどういう想いで書いているかの解説に重点を置いているので、武士道自体の内容が伝わってこない
今の自分には理解できない
出直してきます
さすが開成高校