【感想・ネタバレ】「リンゴの唄」の真実 戦後初めての流行歌を追うのレビュー

あらすじ

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並木路子が歌う「リンゴの唄」は敗戦後の日本の心象風景を象徴する歌として「敗戦後の人々を勇気づけた歌」「焼け跡のBGM」として扱われている。

しかし、この曲の作詞・作曲の成立過程、映画やラジオ、レコードを通じて爆発的に流行した社会的な背景、人々がどんな思いで歌ったのか、などの実態については不明のままだ。

作家や文化人は「リンゴの唄」をどこで聞いたのか、引き揚げ船ではどうやって歌っていたのか、無名の人々の日記にはどう書かれていたのか――NHKの番組履歴も詳細に検証して、「歌と時代」を描き出す。

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Posted by ブクログ

完全に内容がタイトルに負けている。本書はあくまで「リンゴの唄」が公開されるまでの経緯や、流行に至るまでのメディアでの取り扱われ方、当時の人々がどのように当曲を受け取っていたのかをまとめたものに過ぎない。あとがきでも言及されているが、流行が落ち着いたあと、当曲のイメージの変遷と現在の立ち位置に至るまでの経緯などは取り扱われていない。とはいえ、終戦直後おそらく最短で作られた映画「そよかぜ」が生まれた経緯や、ラジオ・レコードで当曲が流行していく様子などはとても興味深く読むことができた。

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2025年01月08日

Posted by ブクログ

~赤いリンゴに唇よせて だまって見ている青い空♪~サトウハチロー(佐藤愛子の異母兄)作詞、万城目正作曲、並木路子歌「リンゴの唄」、1945年。ここのところ「令和初めての~~」がもてはやされてる感がありますが、「リンゴの唄」、戦後初めての流行歌でした。終戦後の日本人の心象風景を象徴する歌。この本は「リンゴの唄」の誕生過程から大流行迄をドキュメントしたノンフィクションです。さっと一読しました。永嶺重敏 著「リンゴの唄の真実」、2018.10発行。

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2019年05月03日

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