あらすじ
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「いやなやつ」が「ともだち」にかわった日。
無責任なうわさに乗せられて、真実を見失いがちなわたしたちに、この犬たちは何かを教えてくれる。
すらりとした美しい犬、あしながは、のら犬たちからきらわれていました。
「でっかい家にすんで、すごいごちそうたべてるんだって。」
「子犬や子ねこをたべちゃうんだって。」
かっこいいけど、さいていのやつ──。のら犬のケンは、みんなのうわさ話を信じて、あしながのことをそう決めつけていました。ところがある日、あしながのほんとうの姿を知ったケン。そのとき、ケンの心の中で何かがかわりはじめたのです。
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Posted by ブクログ
現実にも有り得る噂話が独り歩きする怖さ。
野良犬たちの間で話題に上るのは、最近町に来た美しい犬『あしなが』のこと。“大きな家に住んでごちそうを食べてる”…といった本当かどうかもわからない噂話は、そのうち過激でセンセーショナルな噂に発展してしまう。
誰かが言ったことをそのまま鵜呑みにして、勝手に憎悪の感情を高ぶらせていく野良犬たちの姿は人間社会の今を生きる私たちの姿。子どもたちには情報を確認し自分で見極める冷静な判断力を身につけていってほしい。
『あしなが』の本当の姿がみんなにわかってもらって心からホッとした。
8歳。