あらすじ
限界に挑んだ陸海軍の名機50機日本航空技術の集大成──未知の分野に到達し、野心的な挑戦がなされた日本の計画機。間に合わなかった〝傑作機〟数々を精密イラストとともに描く。 日本唯一の先尾翼機として異彩をはなつ迎撃戦闘機震電。七十五ミリ砲を搭載し〝空飛ぶ高射砲〟の異名を持つキ601特殊防空戦闘機など、戦争の終結によって陽の目をみることなく潰えた日本陸海軍試作機五十機をメカニカルな視点でとらえてえがく。イラスト・精密図面を駆使して浮き彫りにされる幻の名機。各要目付。〈解説/野原茂〉
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Posted by ブクログ
試作に終わった軍用機から、完成したものの戦局の悪化・生産の遅延・終戦によって上手く運用ができなかった軍用機について取り上げ解説したもの。完成したら戦局に寄与しただろうと思われるものから、戦時中に開発する必要があったのか疑問に思うものまで多種多様であり、「試作機に夢を見なければアメリカとの戦争などできない」と言うこがしゅうと氏の発言もあながち間違いでないのかなと感じる。