【感想・ネタバレ】オタク用語辞典 大限界のレビュー

あらすじ

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最先端のオタク用語約1,600語をオタク女子みずから採集し、語釈・用例を付す。一般的なオタク用語はもちろん、「日本の男性アイドル」「K-POP」「2.5次元」「ポケモン」「原神」「BL」等の界隈ごとに全14章。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 ネットニュースなどでも、そこそこ目にしたので、話題になっているのかな? 面白そうと手に取ってみた。

 販売初日は近所の本屋には未着、翌々日の職場近くの新聞社の入るビル横の本屋にはちゃんと3冊入荷があった。でも、書店員さんも、どこの棚に置いたか右往左往。ひとりの店員さんが「あれ、私、辞書のところに置くつもりだったんですけど」と言えば、もうひとりが、「あ、こっちの棚に面陳しました」と、サブカルコーナーに案内してくれたり(笑)

 内容としては、まぁお手軽?
 というか、オタクも軽くなったもの、というのが第一印象。昔ながらの鉄ヲタやミリタリーヲタ、といった「界隈」の言葉はなく、基本、アイドル、アニメ、ゲームなどの昨今の、比較的、軽いノリ(当社比)のオタクの文化が語られている印象。

 第1章の「オタク共通」の項も、いわゆる「推し活」にまつわる昨今の用語、用法の解説が大半という感じで、そもそも「推しごと」している人に、いわゆる当時(1990年代以前)の根暗なオタクほどの根深さや執念、アングラなイメージがないからか、その用語、用法も人口に膾炙されやすいというか、馴染みが悪くない気もする。
 となると、それって、オタク用語か?というのもある。

 まぁ、この辞書を引いて、オタク語を理解する機会もそうそうないと思うが、今、オタクも、これくらいの世間的認知度があるのだと、むしろオタク文化の表層化を見て取れるような気がした。

 でも、そうなっちゃうと、もうそれって「オタク」じゃないよね、と昔を知る者としては思ってしまうのだけど・・・。

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2023年11月30日

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