【感想・ネタバレ】静かなリーダーが心理的安全性をつくるのレビュー

あらすじ

本書は、チームのパフォーマンスを最大限に発揮するための「心理的安全性」について、実例を交えてわかりやすく解説していく一冊です。

▼心理的安全な風土を醸成する
・問題は解決しなければならない
・新しいことをしなければならない
・全員の賛同を得なければならない
現在マネージャーやリーダーを務める方で、チームや組織を変えていこうとするときに、”~しなければならない"と考えてしまってはいませんか?
筆者はこれらの"~しなければならない"という考え方は、「パラダイム(考え方を支配する認識の枠組み)や、当たり前に囚われている」と言います。
これらに縛られてしまうと、新しい発想がしにくくなるだけでなく、行動のスピードが遅くなってしまいます。

▼チーム力向上のカギとは?
心理的安全性の醸成したチーム力の向上には、
(1)お互いを知る機会づくり
(2)もやもや・心配事の見える化
(3)個人とチームの目指す姿・大切にしたいことを言語化
(4)個人とチームの振り返りによる成長支援
(5)1on1とコーチング
に取り組むことが重要です。

これら5つを筆者が実施したところ、所属メンバーの働きがいが32%向上しました(GPTW社員意識度調査)。
本書は25年以上にわたり金融系システム開発のチームに所属し、リーダーも務め、現在は「TISインテックグループを最高のチームでいっぱいにする」ことをミッションに据えた品質革新本部で活躍する筆者による「チームの心理的安全性の作り方」を解説!
チームだけでなく、自身の強みや軸に気づくための参考になる方法についてもあわせてわかりやすく伝えます。チームマネジメントや組織運営に課題を感じている方々に向けて、「こんな簡単なことに取り組むだけでいいのか!」と気づき、実践につなげられる一冊です。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

川野さんの行動力がすごい
同じ業界、職種も元SEなので共感する部分が多かった。
自身もキャリア支援の仕事をしているが、組織を変えていこうというところまでは行動出来ていない。
川野さんの人柄や熱意がまわりを動かしたのだろうと思う。
私も組織の安心係になれるように心がけていきたい。

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2025年02月02日

Posted by ブクログ

大企業の組織風土改革物語は、トップマネジメントが自ら率先して動きやり遂げるというお話が多いですが、担当者目線で身近なところから周囲を巻き込み実現していくという流れがとても新鮮でした。また、入社以来「何かが物足りない」と感じていた著者の川野さんが、あるきっかけからこの仕事に携わることになり、それが天職であるかのように活き活きと活躍し(頑張らなくても)成果を出していく姿に心を揺さぶられました。

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2024年05月22日

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