あらすじ
大ヒット作『黒猫を飼い始めた』につづくMRC発29のショートストーリーズ。
書き出しの一行は全員「嘘をついたのは、初めてだった」。
でもそこからあとは、十人十色、二十九人二十九色。
恋も裏切りも、グルメも猫の手も、全部あります。
(執筆者一覧・50音順)
青羽悠
赤川次郎
芦沢央
阿月まひる
阿部暁子
彩坂美月
五十嵐律人
大山誠一郎
小川一水
小野寺史宜
柿原朋哉
河村拓哉
櫛木理宇
献鹿狸太朗
佐野徹夜
潮谷験
篠原美季
須藤古都離
高田崇史
竹本健治
夏川草介
波木銅
西尾維新
長谷敏司
柾木政宗
真下みこと
三津田信三
矢部嵩
吉川トリコ
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
初めの一文が全員同じのアンソロジー。これだけ短いとやっぱりホラー風味が強い気がする。三津田信三とか。お気に入りは青羽悠。
そして圧倒的存在感を放つのが西尾維新。慣れてるから気にしてなかったけれど、並べると文体も読み味も違いすぎて浮いてるもんね。
Posted by ブクログ
書き出しが「嘘をついたのは、初めてだった」で固定のショートショートアンソロジー。「嘘」は人と関わったり、物語を書いたりするうえで欠かせない。五十嵐律人「偽証の誓約」は裁判で虚偽の証言をする罪深さと、それを代償にした復讐が描かれており、「嘘」と登場人物の心情が巧みに描写されていた。
Posted by ブクログ
まだ全員読んでいないけど
阿部暁子さんの『悲雨』がよかった。
説明し過ぎないところがいい。想像して楽しむことができて。誰かに「これってこういうことだよね」と分かち合いたい気持ち。
Posted by ブクログ
書店で気になって購入し読んでみました。
タイトル通り必ず最初の文は『嘘をついたのは、初めてだった』から始まります。様々な作者の作品を読むことができ作者によって時代背景、オチ、言語の表現を楽しむことができます。長さも絶妙で読みやすいです。この話は自分には合わないなと感じたら次の話を読めばいいので、自分には合わなかったと感じることは少ないです。
5分後意外な展開という本に近く、小説は長くて苦手という方にもオススメできます。
本作品で1番好きなお話は終わる日/オワルヒです!とても楽しく読めました!
Posted by ブクログ
全体的にミステリー的な作品が多め。
普段読まない電撃文庫作家さんや、歴史ミステリー作家さんもいて、新規開拓できました。
いろんなジャンルの作家さんがいるので、偏りすぎず楽しめました。
Posted by ブクログ
たくさんの作家が同じテーマで書いた短編集。
良い、と思った「幸せな嘘」は赤川次郎作だった。
わたしが初めて読んだ小説は赤川次郎の三毛猫ホームズシリーズだった。未だ現役で描いてらっしゃることがとても嬉しい。
Posted by ブクログ
短編集だけれど、どれも面白くて満足感があった!
個人的に、真下みこと先生「嘘日記」は
小学生の純粋な悪意に満ち溢れていて、
まさかの展開にホラーさながらの怖さを感じた…
赤川次郎「幸せな嘘」柾木政宗「盛ってるで……」
彩坂美月「終わる日/オワルヒ」
潮谷験「透明人間」長谷敏司「スリーピング」etc...
本当にどれも面白くてオススメしたい作品☆
Posted by ブクログ
最初の1行は同じ短編シリーズ。この設定がまず面白い。そして色んな作家さん達の短編が読めて楽しい。とても面白いのもあればよく分からないものもある。このシリーズまだ続くようなので読み続けたい。
Posted by ブクログ
初めてアンソロジーを読んで、作家さんの作り出す世界の違いを感じれた。元から好きな作家さんの描く世界と言葉はやっぱり好きだし、ハマらないものもあるし、雰囲気が好みで作品を読んでみたいと思う作家さんを見つけることもできた。新鮮さと、読み切り感と、何個も物語を感じれるところが楽しかった。
Posted by ブクログ
出だしはすべて「嘘をついたのは、初めてだった」
2行目からは自由で、ホラーだったり、ミステリだったりそれぞれ。
どの物語も作家さんそれぞれの良さが出てて面白かった。
まだ作品を読んだことのない作家さんに触れられる良いきっかけになった。
Posted by ブクログ
最初の一文のみ共通のアンソロジー。
ホラーテイストあり、ほっこりあり、意味不明(?...すみません)あり...色々なテイストのショートショートが楽しめます。
他のレビューで取り上げられている作品も良かったのですが、私の好みからだと夏川草介さんの「死神の微笑」が一押しかな。
Posted by ブクログ
作者の文体には個性がありますので読んだことのない作家さんの作品には少し手を出しにくいですよね。どうも読み慣れている文体の作家さんの作品に偏りがちになってしまいます。この本はいろんな作家さんの短編を読めるので好みの作家さん探しという観点でも良いのではと思います。
全部読んでみて、個人的な好みによるのでしょうけど前半に面白いのが偏っていた感じでした。あくまでも個人的な感想です。そんな私が好きなのは、
・嘘の代償
・もうすぐ死ぬ
・みんなのいえ
・幸せな嘘
・盛ってるで…
・嘘日記
ですね。
第一弾の「黒猫を飼い始めた」も読んでみようと思います。
Posted by ブクログ
タイトルと同じく、『嘘をついたのは、初めてだった』の一文から紡がれる短編集。
短編の数が多く、ジャンルは恋愛、SF、ホラーなどバラエティ豊富で一つ一つは五分ぐらいで読めるので中高生にもおすすめできます(^^)
本作と同様の『黒猫を飼い始めた』もいつか読んでみたいです。
Posted by ブクログ
全作「嘘をついたのは、初めてだった」という一文から始まる掌編集。
同じ書き出しなのに作者によって全く違う色に変わっていくのは面白いですね。
29本の中でなんとなく西尾維新の作品だけ浮いていた気がするのは気のせいでしょうかw
Posted by ブクログ
「嘘をついたのは、初めてだった」この一文から始まる、29人の作家による短編集。
普段読まない作家さんも多く、ここから興味がわいて、新たな作家さん開拓になったらよいな、と思ったが、
何ぶん短すぎて、魅力が伝わりきらなかったかも笑
Posted by ブクログ
嘘をついたのは、初めてだった。
から始まる様々なストーリー。ホラーもファンタジーもエッセイのようなものもあって、次はどんな話だろう?とわくわくした。
読んだことがない作家さんの作品はすごく新鮮だったけど、読んでないだけあって読みづらさを感じたり、短いのに「あれ?あれ?」と何度も読み返したりして、自分の好みがよく分かる読書体験になったかな。
私は「サロメの移り香」とか「死神の微笑」とかみたいな、最後に「あ、そういうことか」と納得する良い意味で分かりやすい作品が好き。
Posted by ブクログ
同じ書き出しで始まるショートショート集。
知ってる作家さんも何人かいたので興味本位でと読み始めたけど、さすがにこの短さで作家の本分は発揮出来ていないというところ。
似たような単調な音楽を延々と聞かされているような感じでどちらかというと苦痛。一個も印象に残る話がなかったのが正直なところ。
気軽に読めるかなーなんて手を出したもののタイパ的にはゲゲゲのゲであった。
Posted by ブクログ
黒猫を飼い始めた。がすごく面白かったから読んだ。これもすごい好き。
黒猫と同じでいろんな作家さんがおり、全員一行目は「嘘をついたのは、初めてだった」で、2行目からは予測不可能! ですね。
今日初めてついた嘘、文字通り初めてついた嘘、初めて友達についた嘘、この事柄の嘘、など色々あった。みなさん、全く内容がかぶっていなくて、考えるの大変じゃないんだろうか、と少し思った。
○特に好きな作品
生まれる前から倦まれてた 西尾維新
みんなのいえ 櫛木理宇
嘘日記 真下みこと
終わる日/オワルヒ 彩坂美月
Posted by ブクログ
最初の言葉が決まっているのと、最後の言葉が決まっているのとでは、どちらが書くの難しいだろうか
個人的にはネタバレOKだし、結末がわかってるほうが安心できたりするので、最後の方でもぜひやってみてもらいたいと思ってたりする
基本的には嘘をついたからこうなった、という話たちだが、嘘が嘘だったり嘘のためのアレコレだったり嘘の内容だったりトリックだったり証明だったり…が各々のアプローチで綴られている
著名な人や知ってる人の話を見て納得の傾向だったり、知らなかった人の中でも相性のいい作家さんを見つけて読んでみる糸口にしてもいいと思う
まぁでも、年々ミステリ系は頭が疲れるからか読みにくくなってる上に、初めに同じ言葉が続くとゲシュタルト崩壊してくるというか、初め同じで中が違う内容を整理するのにバグって疲れるからか、短編集なのにサクサク読めなかったw なので余計に前でなく最後が同じで、中身がそれぞれ違ってくるのも読んでみたい
Posted by ブクログ
『黒猫を飼い始めた』に次ぐ第二弾
書き出しは全て「嘘をついたのは、初めてだった」から始まる29人の作家によるアンソロジー。
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幸せな嘘 (赤川次郎)
二十五万分の一 (芦沢央)
死神の微笑 (夏川草介)
嘘日記 (真下みこと)
サロメの移り香 (吉川トリコ)
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個人的な好みで選ぶと、こんな感じかな。
Posted by ブクログ
29人の作家による小作品集。
1作7頁程度ながらなかなか読み終わらなかった。
合う作家さんと合わない作家さんがいるからだろうな。
「嘘をついたのは、初めてだった。」から必ず始まる作品群。
自分に合う作家さんを開拓したいときにおすすめかも。
わたしは
・二十五万分の一(芦沢 央)
・死神の微笑(夏川 草介)
・透明人間(潮谷 験)
・探検の思い出(三津田 信三)
あたりが好き。
「幸せな嘘」も読みやすいな〜と思いながら読んだら、読み慣れた赤川次郎作品だった!
Posted by ブクログ
「嘘をついたのは、初めてだった」の書き出しで30人の作家が小品を提供した面白い作品だ
嘘をついたことがない人はいるのだろうか
何を嘘と言うかは色々あると思うが
Posted by ブクログ
まあまあ、面白かった
全ての始まりが同じっていうのは新しいし、一つ一つが短いのは読みやすかった
でも、やはり嘘をはじめてつくということは、嘘はつかないというところになるのね
ほとんどその感じ
わからんけど、もっと新しい展開あっても良いかなと思った
Posted by ブクログ
短編集だからサクッと読める!隙間時間とかにぴったり、と家でじっくり読みながら思ってました笑
恥ずかしながら、今まで意識して作者さんの名前で本を選ぶなんてことはなかったので、なるほどこういう沢山の作者さんの短編集を読んで、自分の好みの作者さんを見つけることができるかもしれないなと思いました。
どれもジャンルが異なり面白かったんですが、この3作が特に好みでした。
終わる日/オワルヒ 彩坂美月
悲雨 阿部暁子
村上 阿月まひる
Posted by ブクログ
『嘘をついたのは、初めてだった』
という一文から始まる物語が29名の作家さんによって書かれた本。
同じ一文から始まるのに、本当に様々なジャンルの物語で面白い。読んだことのない作家さんも多かったので、面白いと思った作家さんの他の作品も読んでみたい。
ただ、10ページ程度の短編なので登場人物に感情移入するのもなかなか難しかったし、サクサク読めてしまうからなのか、次々といろいろな話を読み進めるからなのか、あまり強く印象に残るものがなかった。
個人的に好きだったのは
柿原朋哉『もうすぐ死ぬ』
赤川次郎『幸せな嘘』
真下みこと『嘘日記』
芹沢央『二十五万分の一』
Posted by ブクログ
「悲雨」短いのに、映画を見てるようだった。1番のお気に入り。あとは、「それでも、やっぱり地球はまわる」「二十五万分の一」「探検の思い出」かな。他の方も言っていますが、少しずつ読むのがオススメです
Posted by ブクログ
書き出しが表題から始まる29作品。
SF作家が多いので、意表のついた内容が多いものの、似通った作品も見られるかと。
ということで、結果的にいちばんスタンダードな「幸せな噓」がしっくりくるかと。