【感想・ネタバレ】発達障害の子どもたちは世界をどう見ているのかのレビュー

あらすじ

「うちの子、もしかしたら発達障害かも…」
「動き回ってばかりで、どうしたらいいかわからない」
「学校の勉強についていけていないみたいで心配」

子どもの発達障害はデリケートなトピックです。そのため、あまりふれないほうがよいのかも…と遠回しにしてしまうことも多いかもしれません。
ですが、身近にいる発達障害の子どもたち(発達障害かもしれない子も含みます)が、どのように世界を捉え、感じているのかを理解できたとしたらどうでしょう?
これまでよりも少しだけ肩の力を抜いて、ともに日々を過ごせるようになるかもしれません。

不可解な行動、イライラしてしまう言動……それらにはすべて、理由があります。
さらにいえば、あらゆるアクションの裏側には子どもたち一人ひとりの思いが隠されているのです。

本書では、発達障害の専門医であり、現場での臨床経験も豊富な岩波明医師による、当事者目線での丁寧な解説をお読みいただけます。
代表的な発達障害として、ASD・LD・ADHDを章ごとに取り上げています。また、各章の末には実際の患者さんの事例を匿名でご紹介しています。
「こんなケースがあるんだ!」「周囲はこうやってサポートすべきなのか」「逆にこういう接し方はあまりよくないのかもしれない…」などと、たくさんの気づきが得られるでしょう。

本書を通じて、日々感じている「なんで?」「どうしてこうなる?」「イライラ」「もう大変でお手上げだ…」みなさんのそんな思いが少しでも軽くなり、明るい明日の迎える一助になれば幸いです。

※カバー画像が異なる場合があります。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

今までなん冊か発達障害の本を読んできて、「いやそうじゃない。もうちょっと医学的なことを教えてー!」と思ってたのがこの本で満たされた。
素人にもわかりやすい文体で、わかりやすく医学的なことや実例を書いてくれているので、知りたい欲は満たされるし勉強になるしでとてもよかった。

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2024年06月09日

Posted by ブクログ

発達障害、主にAEHD、ASD、LDの定義や症状、発達障害を抱える子どもたちが世界をどのように見ているかを書いた本。
発達障害別の特性だけでなく、どのような支援が効果的か、得意なことは何か、向いていることは何か等も書かれており、マイナス面だけでないのがよい。内容は知っていることばかりだったが、概要を理解するのにはおすすめ。ただ本書でも繰り返されるように、発達障害といっても抱える問題や特性はひとりひとり異なっており、自分に合った適応の仕方を身につけていくしかないのだと感じた。AEHDに服薬治療を勧めているのも現状では最も現実的なのではと思った。

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2024年05月25日

Posted by ブクログ

著者のSB新書シリーズは読んでいるが、総じて学びのある内容となっている。発達障害についても初心者向けに説明があり、それぞれの特性に対しての対処法の記載もある。個人的には部下のADHDに悩まされているが、対処法よりもいちいち「然り」や「怒り」を感じることなく「脳の機能がそうさせているだけで、本人には悪気はない」と感じることの重要さを説いている記載が腑に落ちた。特段の目新しい知見はなかったが、このシリーズは今後も読み続けていきたい。

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2024年02月10日

Posted by ブクログ

感想
理解と共感。刺激に対する行動を把握することはできる。ではその中身を真に知ることはできるのか。個人個人と向き合うことを忘れてはいけない。

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2023年11月09日

Posted by ブクログ

発達障害という名前は知っていても、具体的にどのような障害なのかわかっていない人にピッタリな本。

ネットで氾濫する発達障害の情報だけだと、誤解する可能性もあるので、手に取りやすくコンパクトにまとまっている本書は勧めやすい。
逆に言えば、ある程度他の本で学んでいると、重複していることも多々あるということ。
新書ばかり読んでいるため、そろそろ個別の障害について深めていくべき、という人には物足りないと思う。

ケーススタディも含まれており、初めて読む発達障害入門本として、かなりわかりやすくまとまっている。
この本の中に書かれていることは、今の考え方であり、時代が変われば定義も変わる可能性があるということも書いてあった。

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2024年08月17日

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