【感想・ネタバレ】銀の夜のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ちづるも伊都子も麻由美も
それぞれの日常が妙にリアルで
彼女たちの今が気になる作品だった。

ちょっと特殊な経歴を持つ3人っていうのが
より一層彼女たちの繋がりを深めているようで
なんだか面白い。

それでも私たちは大丈夫。
大丈夫を胸にそれぞれまた動き出した先には何があったんだろう。
近い世代だから自分にも刺さるところがあった。

角田さんのあとがきまで読んで、
なおさら彼女たちの今が読みたいと思った。
続編が出たら良いなぁ…。

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2023年12月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「三十代半ば、欲しいのは生きる手応え。」という帯に惹かれて購入。

中学校の同級生三人が三十代半ばを迎え、それぞれにどこか人生の充足感の欠如に苦悩し、それでも泥臭く何かを掴もうと前に進む様を描いた作品。

角田光代の力強い文章に久しぶりに触れられて、少しエネルギーをもらえた。

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2023年12月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

30代半ばの女性はライフスタイルがいくつかのパターンに分類され、悩みも異なる。主人公のちづる、麻友美、伊都子は、その三者三様の30代女性像を、ステレオタイプのように反映させたキャラクターといえる。
夫とふたり暮らしのちづる、一人娘を抱える専業主婦の麻友美、独身で海外を渡り歩きフリーランスで働く伊都子
自分自身でも気づかない行動と本音の矛盾に共感する。ちづるの「表面だけつるつると清潔な部屋のような関係」「人間らしさを避けた結果」という表現が心に刺さった。
とりとめもない3人の物語がどう幕を閉じるのかと読み進めたところ、ラストは意外にもロマンチックな展開だった。
伊都子の母の病をきっかけに、3人はある協力をする。再び3人が、学生時代のように力を合わせる。しかしそれは、誰かに言われるままではなく、気を使うでもなく、自らが望んで。彼女たちが、少し強くなった瞬間だった。そして、上部だけのごはん会はもう開催されない、とちづるが悟る。
気持ちよく自分の人生を歩み出しであろう彼女たちの姿に勇気をもらい、羨ましくもなる。

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2023年12月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

30代半ばの3人の女性の話。すごくリアルだった。

母親に囚われてたり、なれなかった自分の夢を子どもに投影して追わせたり、夫の浮気を黙認したり、あー、こういう人いそう、と思った

やりたい事の原動力が、しょうもない夫にすごいって言わせたいっていうのもなんか刺さった

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2024年01月07日

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