あらすじ
母親を殺害したのは怪異かそれとも人間か――人気和風ファンタジー『神様の用心棒』外伝、ついに開幕!
時は明治――銀座にある『ダイアモンド探偵事務所』は今日も閑古鳥が鳴いている。
ある日、千里眼の実験の催しの看板を見つけたダイアは使用人の十和を引き連れ会場へ向かうことに――。
怪奇が引き起こす事件を少年探偵とその使用人が解決する明治怪奇譚
探偵前夜
第一話 少年探偵と超能力少女
第二話 隠れん坊の幽霊
第三話 黄昏の馬車
■著者
霜月りつ(しもつき・りつ)
富山県生まれ。駒澤大学卒業後、編集者、ライターを経て作家デビュー。
著書に『神様の子守はじめました。』(コスミック出版)、『あやかし斬り』(小学館)、『百華後宮鬼譚』(ポプラ社)など多数。
■イラストレーター
アオジマイコ
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Posted by ブクログ
『神様の用心棒』と同じ時間軸のお話かと思ったら、結構先の物語でびっくりした。
本編でも登場しているリズや黒木さんのまさかのお姿にも驚いた。
あのお嬢さんが立派な淑女に。
黒木さん、活躍してましたなあ。
そんなリズの甥っ子と、彼を助けた縁で付き人となった青年の謎解き物語。
御船千鶴子の話を掴みにした千里眼少女の話や幽霊屋敷の話、そして甥っ子君のお母君が殺された話の謎解きまで。
切ないオチもあるのは本編と同じテイスト。
幽霊屋敷の話は、幽霊の正体にかなり驚かされた。
お母君の事件も、きっちり解決してくれるので、もやもや感なく、それでいて『神様の用心棒』テイストをしっかり味わえる一冊でした。
勿論、本編を知らなくても読める話ですので、是非是非。
ここから本編に入るのも面白いかも。
Posted by ブクログ
こういう作品は大好き(^^)
伝奇とミステリが合わさった形になるのでしょうが。
ああ、新撰組が少しでも絡むと読んじゃうのね。
少しだけ、藤田さん出てたし。