【感想・ネタバレ】映画になった恐怖の実話II 事実は映画より何倍も怖いのレビュー

あらすじ

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本書は、いわゆる“実録映画”の題材やモチーフになった、
実際の事件や事故の顛末をたどった1冊である。
劇中描写と史実はどこが違うのか。
映画では語られない犯行の詳細、本当の動機、事件関係者のその後。

★全52タイトルの元ネタを解説した「映画になった実話」シリーズ第6弾!


■主な収録作品

・ハウス・オブ・グッチ
『GUCCI』3代目社長、マウリツィオ・グッチ暗殺事件

・シャイニング
原作者、スティーヴン・キングがスタンレーホテルの217号室で見た悪夢

・空白
川崎・古書店中3男児万引き死亡事故

・ファーゴ
ヘラ・クラフツ ウッドチッパー殺害事件

・ボクらを見る目
セントラルパーク・ジョガーレイプ事件の劇中では描かれない真実

・サニー/32
佐世保小6女児同級生殺害事件

・ミザリー
60人余りの乳幼児を葬った市の天使、ジェニーン・ジョーンズ事件

・十階のモスキート
元京都府警巡査部長、廣田雅晴事件

・13日の金曜日
米テクサカーナ ムーンライト・マーダー事件

・私は確信する
スザンヌ・ヴィギエ失踪事件

・渇き。
児童買春デートクラブ「プチエンジェル」事件の果てしなきタブー

・愛は霧のかなたに
霊長類学者、ダイアン・フォッシー殺害事件

・さらば愛しきアウトロー
老齢の銀行強盗、フランク・タッカーの伝説

・シカゴ
ヒューラ・アナン&ベルヴァ・ガートナーの不倫相手殺人事件

・ヤーラ
イタリアの美少女、ヤーラ・ガンビラシオ誘拐殺人事件

・イルザ ナチ女収容所 悪魔の生体実験
ブーヘンヴェルトの悪魔、イルゼ・コッホ

・アウシュヴィッツ・レポート
ナチス絶滅収容所の実態を記した「ヴルバ・ヴェッツラー報告書」の戦慄

・最初に父が殺された
カンボジア人少女、ルオン・ウンが見たクメール・ルージュの悪夢

・白い沈黙
ジェイシー・リー・デュガード誘拐事件

・ジャングル
南米ボリビアの密林で遭難した22歳、Y・ギンスバーグのサバイバル劇

・モーリタニアン
米同時多発テロの容疑者、モハメドゥ・スラヒがグアンタナ収容所で体験した戦慄の尋問プログラム
ほか

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Posted by ブクログ

映画になった恐怖の実話第二弾。いや、第二弾が出るとは思いもよらなんだ。
表紙は言わずと知れたシャイニングのあのシーン。通しで見たことはないけど、このシーンだけは知ってるというほどの知名度のあれです。

映画の元ネタが人間の暗黒面が露出したものが多くて、なかなかヘビーな読み物が続く。映画だけでなく、小説などの元ネタになっているものもありますね。北九州監禁殺人事件とか帝京ラグビー部レイプ事件とか。

紹介されている作品では「ミザリー」が思い出深いかな。角材を足の間に挟んで、くるぶしにハンマーを叩きつけるシーン。小学生の頃にこれを見た友人が、なぜか執拗に面白かったと話しかけてきましたね。怖いから嫌だ、といっても話すのをやめなかったです。嫌がるのが面白かったのでしょうね。今では疎遠ですが。
そういえば、クラス文集の仲良しの友達を書こう、という欄に自分のその子の名を描かなかったのに、向こうは自分の名前を書いていて、なぜだ?と問い詰められた記憶があります。まあ、そういうことですわ。
ああ、秘密の打ち明け話をクラスメイトに暴露されたこともあったな。夏休みの思い出を発表しましょう、みたいなクラス会で。
なんで、そんなやつに打ち明け話をしたんだ、ということなのですがね。

確か、花札やろうってことになって。いやルールわからんから無理、というのにゲームが始まって、小遣い掛けたんだよな。ま、ギャンブルは時効ってことで。で、負けた分払えなくて、じゃあ自分の秘密をと言う話になったんだ。それをクラス全員いる前で、というかホームルームで暴露されるという。酷い話だ。
当時の自分に、世間体の友人関係を失う怖さなんて、大したことじゃないと声を大にしていってあげたい。学校というコミュニティが、自分を取り巻く世界の大部分を占めてしまっていた小学生には、自分で気づくというのは難しいと思うので。
これどれかの感想で書いていたら恥ずかしいな。何度も同じ思い出話してる、というのは。

「ミザリー」の話から、なんで黒歴史掘り起こしてるのやら。ま、違う意味で自分の精神面に傷跡を残した映画ではある。

「サニー」は見たいと思ってそのままになっている映画。内容よりもピエール瀧とリリーフランキーコンビが見たいからです。「凶悪」の二人が良かったので。
まだまだ元ネタとなった事件は多くあると思うので、第三弾もあるのでしょう。見かけたら買おうと思います。

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2022年12月03日

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