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Posted by ブクログ
お金では問題を解決できない。
お金を介して製品やサービスを提供する人たちによって問題が解決されている。
お金というツールが便利なため忘れてしまいがちだが、そんな基本的なことを改めて認識させられた。
お金はみんなで社会を未来へ動かすための手段として社会へ還元するのが理想的だと思うが、現在のように富豪が賞賛される世の中ではお金を手放すのはなかなか難しいのではないかと感じた。
Posted by ブクログ
すごく面白くてためになる本だった。気前のいい人はこういう考えを持ってるのかなというのが分かった気がしたし,愛には時間差がある(だったか?)というのもその通りと思う。若い時に読んでおきたかった,という気持ちもあるけど,ここまで働いたり経験したりしたから染みる,というところもあると思う。
一家に一冊,しばらくすると忘れそうなので定期的に読み返したい。
Posted by ブクログ
お金を稼いだり使ったりする時の、根底の考え方に刺激を与えてくれて良かった。この本は、あくまで考え方の提案であり、具体的な金銭取引に関する知識は得られない。
「お客様は神様。」という精神の“横柄なお客様“全てに読んでもらって改心して欲しいところだ。(絶対読まないだろうし、読んでも自分のことを棚にあげるだろうが)
お金は、それを使う場所(マーケット)があってこそ初めて価値が見出される。自分一人か、数人しか行かない無人島に持っていくものとして、現金なぞ持っていっても仕方ない。紙切れに過ぎない。〜という話。
店で買い物する時、単に金でその物を買っているのではなく、そうやって簡単に金で欲しい物が買えるサービスというものにも投資しているし、感謝すべきであるということ。
金を稼ぐ時も、単純に金のために働いているのではなくて(金の奴隷)、金というものを成り立たせるための内因子の1つとして奉仕している。
この本の言いたいことは単純なのだが、それでも改めてスーパーなどで買い物する時など、人間社会の有難みを実感したい。
参考文献に、なぜか森博嗣「笑わない数学者」が含まれていたのが少し気になった。