【感想・ネタバレ】データ分析に必須の知識・考え方 認知バイアス入門 分析の全工程に発生するバイアス その背景・対処法まで完全網羅のレビュー

山田典一

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本書では「認知バイアス」「社会的バイアス」「統計的バイアス」といった概念についての基本知識、および対処法についての知識こそ分析者に必須であると考え、この中でも最も根源的なバイアスといえる認知バイアスを軸に解説します。
ところが、既存の認知バイアスに関する書籍は「社会人全般向け」の視点で書かれているものばかりで、分析者のバイブルになるようなものは見当たりません。なぜ分析者にとってのバイブルになり得ないのかというと、200種類近く存在すると言われる認知バイアスの中の何が原因で、分析にどんな不都合な結果を生じさせるかの具体的な説明が提示されていないからです。

本書では「分析者のためのバイアス」としての知識を、新たな教養として「分析バイアス学」と名づけました。データ分析者必読の全く新しい教科書です。ついつい、偏った分析的判断に向かってしまう。そんな悩みを抱えている方は、是非とも本書をお読みください！

[ブクログ · ★★★★☆]

課題になるバイアスについて網羅的に紹介されているが、沢山ありすぎて業務に生かせるか不明。多分実務で失敗して「ああこの事か」って思い出すんだろうなと想像した。

[ブクログ · ★★★☆☆]

この手の思考の罠みたいなものって、後で他人から指摘されるまでなかなか気づけないことが多い。時々、こういう本を読むのは反省の意味もあり、よいかも。
内容的には通常の統計の知識や行動経済学の話なども多く、一通りのことは描かれている印象。
このシリーズ全般に、イラストが多めで理解を助けるところがある。