【感想・ネタバレ】ききみみ図鑑のレビュー

あらすじ

「僕は音楽が嫌いだ」。高校生の智原くんは、音楽が目に見えることで周囲から変わり者扱いされ、すっかりひねくれていた。ところが或る日、ひとりの少女が奏でるギターから、とびきり素敵な生き物が飛び出してきた……! 宮田紘次の初連載作が、待望の単行本化! コミックビーム誌上に掲載された“音”にまつわる8本の読切作品と、人気の高かった第1話「視える音」の後日談を収録した嬉しい1冊。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

もちろん漫画で音を聞くことはできません。
ですが、リズムを感じることはできるのです。
連続するコマの瞬間の切りとり方やコマの配置、大ゴマをどこで使うかということ。構図やアングルのとり方でリズムは変わります。
この漫画は爽快なリズムを奏でます。
まるで本当の音も聞こえてくるような・・・。
ストーリーを追うだけではない、気持ちの良さを体感できる漫画です。

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2013年09月28日

Posted by ブクログ

音楽にまつわる連作的な短編集。
どれもその先が気になって仕方ない。短編として凶悪でw最高。
短編集だけど音楽で括ってあるのでボリュームある感じ。
1話目の音が視える少年の話が特に好き。

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2011年10月28日

Posted by ブクログ

「音」についてのお話がつまった、短編集★はじまりのリズムが好き!!台詞も効果音も書かれてないのに、[音]がわかる!!わくわくする!!!

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2011年03月18日

Posted by ブクログ

いやぁすごい!音にまつわる6つの物語それぞれ良さがあって楽しめました。とくにいいなと思ったのは3話目のはじまりのリズム、一切セリフはないけど手塚作品をみてるような不思議な感覚になりました。マンガで音を表現することは難しい中それに挑戦する人はやっぱりすごいなぁと思いました。

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2010年11月19日

Posted by ブクログ

犬神姫〜とヨメがコレ〜を読んだあとだったので、雰囲気の違いにちょっとびっくり。こういうお話もかく方なのか〜!良い意味で裏切られた!とってもとっても良かった。素敵なお話ばかりだった。特に「秘密の合言葉」が好きだったな。魅力的な女性を描くのがとても上手な人だな〜。ちょっと入江亜紀の「群青学舎」を彷彿とさせた。

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2013年08月13日

Posted by ブクログ

音楽が目に見える、なんと羨ましいと思い購入。
おまけに世にも美しい竜が飛び出してきたとな…これはお持ち帰りだ!と。

この音がどんなモノなのか、どんな形で色で…想像はするけど、けども、実際見えたら現代社会ではうざったいか…。

内容はなかなか。

『奪われた歌』がお気に入りかな。

獏さんの陰陽師の玄奘の話を思い出した。
博雅の背中にしがみつく…かわいい(*´∀`*)

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2013年06月09日

Posted by ブクログ

「天使の声」
なぜこのお話が気にかかるのかというところに、きっと憧れだとかそういうものが詰まってるのかな。

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2012年10月02日

Posted by ブクログ

マンガというメディアで音を表現しようとする意欲をすごく感じる。「始まりのリズム」は特にそういう意図を感じて楽しかったなぁ。
これを読んで聞こえてくる「音」は読み手によってまさしく「十人十色」になるのだなぁ。

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2012年08月04日

Posted by ブクログ

「音」をテーマに人々の歴史やら感動やらを描いた短編集。
表紙を見てからずっと気になってて購入。
お姫様のお話「奪われた歌」、女子高の話「秘密の合言葉」、琵琶弾きの男のの話「凪の音」みたいなベタベタな感動系が気に入りました。
この人はおっぱいの質感描写はかなりのものだけど乳首と乳輪が残念!

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2010年12月25日

Posted by ブクログ

表紙と帯の紹介文に騙されたクチです。一巻完結でなく短編集でした。
しかしそんなことはどうでもよく、
音楽だけではなく音というものを漫画表現で挑戦的に描いた話が詰まった漫画。
どこか手塚治虫のニオイがした。
それだけ漫画での構成・表現に創意工夫を凝らした感じを受けた。
どの話もそれぞれ良いところがあって、
どの話が良かったとか挙げられない、僕にとっては珍しい短編集。

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2019年01月16日

Posted by ブクログ

待ってました、宮田紘次短篇集!!
音楽をやってる著者らしい、音楽をテーマにした短編が多めのこちら。とても温かいです。音楽や人への愛が溢れてます。
「クロウタドリの旅」では「ゴミ」の中に小ネタを挟んできていたり、好きな音楽を垣間見せている。一番好きな話は「空っぽの音」かな
個人的に、表紙の女の子が持っているギターが私が初めて買ってもらったギターにそっくりってとこも心掴まれます。(フェンダー赤)


最後に、兎に角彼の描く女子は本当にキュートです!プリップリ!!
ビームの歴代短編作家好きならずえーーーったい買い!です

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2010年11月17日

Posted by ブクログ

恋愛物語じゃないのに、「秘密の合言葉」がとても気に入った。
「私たちにしかわからない言葉 たくさん持ってたの」という先生のつぶやきが、すごく切なくて、でもきれいな言い方で胸に響いた。

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2013年09月16日

Posted by ブクログ

音を漫画で表現するところが新鮮でした。

内容は満足させられるものばかりでした。
ただ、個人的には画をもっと丁寧に書き込んで欲しかったなと思います。

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2012年11月02日

Posted by ブクログ

“「お久しぶりですお姫様
ずいぶん時間がかかってしまいましたが
あなたを助けに来ました
さあ 外に出ましょう」

「………先生……」
「うん?」
「恥ずかしいからやめてくださいよ
楽器に話しかけるの」
「何 言ってんだ 前置きなしじゃ嫌われるだろ」
「女の子口説いてんじゃないんスから」”[P.46]

「視える音」
「奪われた歌」
「始まりのリズム」
「天使の声」
「秘密の合言葉」
「空っぽの音」
「クロウタドリの旅」
「凪の音」
「視える音リプライズ」

目から音が聴こえる感じ。
どの話も良かった。

“それは
「歌う」というにはずいぶん弱々しくて
まるで
ひいおじいちゃんの体の中に入ってきた音が
あちこちぶつかって
かろうじて口から出てきた
そんな感じだった
だから
「やっぱりひいおじいちゃんは空っぽなのかも」
と思った”[P.152]

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2012年02月14日

Posted by ブクログ

「音」をテーマにした短編集。「音が見える」男子高校生を主人公にした第1話「視える音」の設定が魅力的なだけにもうすこし読みたかった。SFテイストの第7話「クロウタドリの旅」も、同様。絵がいい、舞台作りがうまい、あとはストーリーをもうひとふんばり「いい話」に落とさない粘りがあれば。伸びしろを感じさせる。

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2010年12月27日

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