感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
5つの時代、それぞれで輪廻転生を果たす、環と周二人の物語。
環と周は、その時々によって、男と女だったり男同士だったり女同士だったり女と男だったり。
幾度生まれ変わっても邂逅を果たす2つの魂が感動を呼ぶ連作短編集。
泣きました
読み終えた時、自然に涙が出て来ました。
まさか、そんな結末が待っていようとは思わず、ただ娘の名前と同じだから読んでみようかなと思っただけなのに。
繰り返し同じ名前の主人公が出てくるな~くらいにしか思っていなかったのに、同じ年代になんの障害もなく、出会えたのは運命だったんだなんて、泣くしかない。
いつも、いつも人間って良いなあと思わせてくれるよしなが先生に、感謝です。
Posted by ブクログ
きのう何食べた?の漫画の最後に
PRで載っていた漫画。
面白そうだったので読んでみた。
様々な時代の環と周。
それぞれの物語に感動。。
そして、つながるラスト。
一巻完結なのも読みやすくて嬉しい!
Posted by ブクログ
すごく面白かった。
あらゆる時代軸にてさまざまな関係性で織りなされる環と周の強い結びつきに心揺さぶられました。
明治時代編の友情の話、70年代の子育ての話、戦後編の恩人の話を読み、家族や恋愛でなくとも特別な絆はあると思い直しました。
この漫画で一番好きなのが、江戸時代編の環と周が愛と言う名の執着や呪いのような縁を結ぶことになった悲恋、死別という結末です。ここから環と周の繋がりは永遠になったのでしょう。
現代編の、決してドラマチックでないけれど温かな家庭がよしながふみ先生らしいリアルな描写でよかったです。
短編なのにここまで全ての話、登場人物が心に残るのは流石よしながふみ先生としか言いようがない。
Posted by ブクログ
どのストーリーもどうしようもなく切なくなって、ほぼ毎回最後は涙を浮かべてしまっていました。
でも、エピローグで本当に救われる思いになりました。
2つの名前が織りなす繫がりに、切なさの中にもなんとも形容しがたい人がもつ力みたいなものを感じました。
何度でも読み返したい
同じ名前の二人が、性別を変え関係を変え輪廻を繰り返しているのだと解釈しました。何度生まれ変わっても大切な存在として出会い別れていく切なさ。私たちはみんなそうやって人生をやり直しているのかもしれませんね。