【感想・ネタバレ】そらのことばが降ってくるのレビュー

あらすじ

中学に入り、顔のホクロをからかわれて教室に行けなくなってしまったソラは、保健室で風変わりな同級生ハセオに会い、ナゾクという俳句遊びに誘われる。ハセオの熱意に巻き込まれ、次第に俳句に興味をもちはじめたソラ。養護の北村先生と三人での俳句会が始まる。自由で深い表現世界に魅せられていくソラは、学校で企画された俳句大会に出す句のために、傷ついた自分の心と向き合う。気鋭の俳人が描くさわやかな青春小説!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

容姿で人をからかうことは本当に人の心を抉るんだなって改めて思いました。先生がこんなに人をいじったらいけない、と言った想いもこの本を通して痛いほど伝わってきました。

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2024年07月29日

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ネタバレ

今読んで本当によかったと思った1冊でした。
中学生ならではのいざこざがある生活を俳句を通して繋がる。自分のクラスと重ね合わせてしまい、最後はうるっときてしまいました。最後本を閉じた時に自然と『 うわぁ』と声が出てしまいました。最初から伏線があったのかと非常に感激しました!

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2024年01月31日

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たまに授業で俳句を作るけど、ヒマワリ句会の方が楽しそうで、参加してみたい。
学校で作るときは、大きい画用紙に書かなくてはいけないから、ペンで字を書くこととか、絵を描くこととかに時間をかけるようになっている。どちらかと言えば俳句は適当な感じ。だから、感動とかはあんまりない。
でも、ヒマワリ句会の俳句は、情景が浮かんでくる。いいなって思うのがあったり、つい笑っちゃうのもあったりして、すごいと思った。
ぼくが好きなのはこれ。
 雪がふるそらのことばを受け止める
 わが校はホコリまみれか校長よ
(小6)

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2023年12月03日

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ラストの俳句に泣けた。詠み手によって込められた想いがあり、自分の思いをストレートに表現するも良し、自分、もしくは特定の人にだけ伝わる句もあり、俳句の奥深さがわかります。俳句を勉強する手始めにも良い本です。

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2022年05月11日

Posted by ブクログ

日本語の美しさに気づいたり、俳句を始めたいと思える本。
俳人が書いた本で、物語形式で俳句を楽しむことが出来る。
クラスメートにいじめられていて保健室登校していた中学生の主人公が、俳句に夢中になっていく話。
1度見たらこういう風に読み取れるけど、他にも込められた思いを知ったり。
小雨という季語は、素敵な表現で使ってきたから、素敵なものになるという話と、ラストシーンが心に響いた。
短編集になっており、1つ1つに大事な感情が含まれている。

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2023年01月04日

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いじめにあい、保健室登校しているソラは、同じく保健室登校しているハセオに勧められ、俳句を作りはじめる。
俳句を作るうちソラの心は次第に癒され、自分の内面と向き合えるようになっていく。
俳句の魅力が伝わる秀作。

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2022年02月23日

Posted by ブクログ

俳句の見方が変わった。句会ってこういう風にやるんだ〜とか、謎句とか挨拶句とかいろいろあるんだ、とわかった。
登場人物たちは言葉により傷ついた経験があるが、俳句を作りながら解放されていく様が描かれていて、いじめの問題が出てくる割には明るい物語なのが良い。
ソラとハセオのメールのやりとりにより、ソラの句がどんどん良くなって行く描写は今どきのデジタル句会と感じた。 
正解はない、解釈は受け取った人が決める事、など印象に残った。

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2022年02月23日

Posted by ブクログ

返却期限ギリギリ、読んで良かった!
保健室登校の中学生が、俳句によって、成長していく・・・
ベタな話なのだけれど、俳句が効いている。
著者が俳人であることも大きい。

読み終わって、タイトルといい、装丁といい、
なんて心配られた一冊かと感激。

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2021年10月12日

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 俳句と出会うのは、授業だけで終わりとなる人が多数かもしれない。
しかし、″俳句の家″がすぐそばにあると気がつくと、少し生きやすくなるよ、と教えてくれる物語であり、ティーンズ向けとはいえ、大人の俳句入門にもよいなと思った。
 最後に本のタイトルの意味がわかる句は、爽やかな挨拶となり、心に温かさを残してくれた。

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2024年03月18日

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児童書だが、大人でも充分楽しめる本
こほろぎの句、メンバーで添削するとぐっと良くなるシーン、なるほど!!と唸った。作者の高柳克弘先生は、俳人だそうだ。 中学生の感性で詠んだみずみずしい俳句が素敵だった。

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2023年02月20日

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俳句に興味があり読んでみました。よくできた俳句普及目的の小冊子に載っていそうな話で、深みや面白みはあまり感じませんでした。

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2023年01月23日

Posted by ブクログ

俳句に馴染みのない人にも読みやすく、俳句を知る良いきっかけになる一冊です。
児童書ですが、作中に出てくる句と、その評価についての記述は、さすがに著者が俳人なだけあり、大人も勉強になりました。

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2022年02月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

言葉ってなー。と考えた。俳句を通してつながる生徒たちの話。
加害者が、被害者に手を差し伸べられるところに違和感がある。

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2021年10月18日

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