【感想・ネタバレ】天久鷹央の推理カルテ 完全版のレビュー

あらすじ

お前の病気(ナゾ)、私が診断してやろう。

200万部突破の大人気シリーズ、第一弾!
新カバー×書き下ろし掌編収録の完全版!!
天久鷹央。天医会総合病院、
統括診断部の部長を務める彼女は、
明晰な頭脳と圧倒的な知識で、あらゆる疾患を看破する。
そんな天才医師の元には各科で「診療困難」となった患者が集まり……。
原因不明の意識障害。河童を目撃した少年。
人魂に怯える看護師。
その「謎」に秘められた「病」とは?
現役医師が描く本格医療ミステリー、ここに開幕!
書き下ろし掌編「蜜柑と真鶴」収録。
出版社名「新潮社」より過去に配信された作品に加筆修正し、新たに書き下ろし掌編を加えた『完全版』となります。重複購入にはご注意ください。

〈目次〉
プロローグ
Karte.01 泡
Karte.02 人魂の原料
Karte.03 不可視の胎児
Karte.04 オーダーメイドの毒薬
エピローグ
書き下ろし掌編 蜜柑と真鶴

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Posted by ブクログ

ネタバレ

とても読みやすい。一気読みだった。
それぞれの話の最後はアッと言わせられた。
正直3話目まで「普通に」面白いだったが、最終話のスリリングな展開は「非常に」面白かった!代理ミュンヒハウゼン症候群だろうなあとは予想できたが、トリックは全然わからなかった。
登場人物の会話はコミカルでこちらも面白い。
続編がいっぱい出ているようなので、今後の展開も楽しみ。鷹央と小鳥遊の今後の関係も気になります。

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2025年11月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

元々、シリーズは気になっていてやっと一冊読めた。
この話は病院が舞台になっていて副院長兼部長の鷹央が患者の病気を探して事件を解決しているような感じです。
病院が舞台になっているので病院で使われる言葉が多く出てきて病気の説明など細かくしてくれていい勉強になると感じました。
特に最後の「オーダーメイドの毒薬」は特に惹かれ共感できるものがありました。
子供が結局無事でよかったです。
2冊目も読むのが楽しみです。本が読み終わったらアニメとドラマも見てみたい

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2025年06月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

カッパが出てきたり、人魂が出てきたり、と奇想天外な話を論理的に解決する鷹央とことりとの掛け合いが面白く一気読みしてしまった。次回作もすぐ読もう

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2025年05月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かったー!
ずっと読みたいと思ってて、期待通りの面白さで満足。

特に「不可視の胎児」と「オーダーメイドの毒薬」は意外な結末で驚いた。
代理ミュンヒハウゼン症候群なんて病気初めて知った。
面白いし勉強にもなるしスラスラ読めるし良い本に巡り会えた。
後半は特に小鳥遊先生がうまいことワトソンしてていいコンビだなぁと感じた。

シリーズ物らしいので全部読みたいと思います!

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2025年01月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

いつもは謎をスラスラ解いていく鷹央先生なのに今回はなかなか解けなくて時間が迫ってきてる状況と、統括診断部が鷹央先生1人になって、小鳥遊先生がクビになってしまうかもしれないという危機にドキドキした!
でもやっぱり天才の鷹央先生だから謎を解けて超スッキリ!そして統括診断部も今まで通りやってけることになってほっこり!

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2024年12月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

河童と人魂の章は幼稚で緩めな印象がして進みが悪かったが、不可視の胎児と毒薬で一気に盛り上がって面白かった。

今回のオチ:
たかおを訴えていた元看護師の母親は英雄症候群で、入院中の息子のジュースにグレープフルーツを混入させたて、投与中の薬で中毒が起きるようにしていた。
たかおが全てを診断して母親は逮捕、訴えは取り下げ、たかお達は解体を逃れる。

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2025年06月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

天才的な診断能力と壊滅的な社会性を併せ持つ医師・天久鷹央が、各診療科で「お手上げ」とされ、たらい回しにされる患者の謎を解き明かしていく――本作は、医療を舞台にした短編ミステリー集です。収録作は4編で、事件にフォーカスしたものから、患者と医師のドラマに重きを置いたものまで幅広く、医療推理の多様な魅力を味わえます。

鷹央の診断は、単に病気を突き止めるだけでなく、そこから横展開して患者の背景や周囲で起きた事件にまで及びます。患者が体調不良の理由を虚偽で取り繕おうとしても、彼女は身体的特徴や生活習慣を見抜き、さらに病院周辺での出来事と結びつける。こうして「事件」と「患者」がつながっていく過程は、医療とミステリーの双方を楽しませてくれる心地よさがあります。

特に印象に残ったのは「不可視の胎児」。中絶したはずなのに再び妊娠している女性を描いた一編です。タイトルの「不可視」は「見えない」だけでなく「不可死=中絶できない胎児」という意味を含んでいるのではないかと感じました。取り返しのつかない選択をした後に、再び同じ選択を突きつけられるという物語構造が胸に響きます。
終盤で鷹央が告げる「子供に親を殺させるな」という言葉は、前半に出てきた「生まれる前の胎児は人間か?」という問いに対する彼女なりの答えだと思いました。医者と患者がそれぞれ答えの無い問題にまで踏み込んでおり、医療ドラマとしても深い余韻を残します。

医療を題材としながら、本格ミステリーの構造と人間ドラマを両立させているのが本作の大きな魅力です。また、鷹央の型破りなキャラクターも相まって、医療物らしからぬ軽い雰囲気が楽しめる作品でした。

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2025年09月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

お初のお方の本。アニメにもなってるっぽい?お話の内容はかなり詳しく医療に関して解説されており、凄く面白かった。ただ探偵役が主人公をひたすら振り回すだけのキャラクターがどうにも合わなかった。徹夜続きの人間にお酒飲ませて無理やり帰らせないのはちょっと…。それ以外は好みだっただけに残念なので、別の本を読んでみようと思う。

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2025年03月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ラノベ。
キャラが立っている医師とやれやれ系男性医師の話。
ミステリーかと思ったけど1度ぐらいは聞いたことある病気や軽めのトリックが多く、仕事展開的にそうはならないだろ…という展開が多く、ちょっと肩透かし感がある。
構成や話の進め方は良かったので、中学生とかが医療に興味見聞をもつためには良い題材かも

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2025年01月14日

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